ビットコイン(BTC)の買い方を5ステップで解説!取引所の選び方や注意点も紹介
ビットコイン(BTC)は暗号資産(以下仮想通貨で表記)取引所で購入可能です。
ただ、買い方がわからず、ビットコインの購入に二の足を踏んでいては、せっかくの値上がりチャンスを逃してしまいます。
本記事では、仮想通貨取引所bitbankで、ビットコイン(BTC)を購入する方法について解説しています。
【この記事を読むとわかること】
|
ビットコイン(BTC)の買い方が気になる方は、参考にしてください。
ビットコイン(BTC)の買い方・始め方5ステップ
ビットコイン(BTC)を買うには、仮想通貨取引所での口座開設が必要です。
ここでは、国内仮想通貨取引所「bitbank」を利用して、口座開設からビットコインの購入・売却までの流れを解説します。
- ステップ1. 仮想通貨取引所への登録
- ステップ2. 仮想通貨取引所での本人確認
- ステップ3. 口座への日本円の入金
- ステップ4. ビットコイン(BTC)の購入
- ステップ5. ビットコイン(BTC)の売却
ステップ1. 暗号資産(仮想通貨)取引所への登録
ビットコインを購入するための最初のステップとして、まずは、仮想通貨取引所bitbankへの無料登録を済ませましょう。
最初に、bitbankの公式HPからメールアドレスの入力を行い、「無料新規登録」をタップします。登録ボタンをタップすると、登録したメールアドレス宛にbitbankからメールが届きます。
メールの本文に記載されたURLをタップして、新規登録の手続きを完了させましょう。
ステップ2. 暗号資産(仮想通貨)取引所での本人確認
新規登録が完了すると、本人確認の画面に移ります。最初に、口座種別の選択画面が表示されるので、個人の場合は「個人口座」を選択しましょう。
続いて、本人確認方法および本人確認書類を選択します。マイナンバーカードであれば、申請完了後、即時承認ですぐに取引開始できます。
ステップ3. 口座への日本円の入金
本人確認の審査が完了したら、ビットコイン(BTC)を購入するために必要な日本円を入金します。bitbankアプリを起動し、ログインしましょう。
ログインできたら、画面下の「メニュー」から「入金」のアイコンをタップします。
入金画面を開いたら、JPYを選択して入金口座を確認してください。
ステップ4. ビットコイン(BTC)の購入
ビットコイン(BTC)は「販売所」または「取引所」で購入できます。販売所と取引所の違いは、下表のとおりです。
項目 | 販売所 | 取引所 |
概要 | 暗号資産を運営会社が直接販売 | ユーザー同士が仮想通貨を売買 |
価格 | 運営会社が定める価格 | ユーザーの需要と供給により変動 |
手数料 | 高い(スプレッド) | 低い(取引手数料) |
難易度 | かんたん | 難しい |
対象ユーザー | 投資初心者 | 投資経験者 |
投資初心者の場合、ビットコインを簡単に購入できる販売所で少額投資を経験したあとで、取引所での取引へステップアップすることをおすすめします。
ここでは、販売所・取引所それぞれでの買い方について解説します。
- 販売所でのビットコイン(BTC)の買い方
- 取引所でのビットコイン(BTC)の買い方
販売所でのビットコイン(BTC)の買い方
bitbankの販売所では、下記の手順でビットコイン(BTC)を購入可能です。販売所での購入は、以下の手順で行いましょう。
- bitbankのアプリにログイン
- 画面下のメニューから「販売所」をタップ
- 販売所の画面が開くので、購入したい銘柄を選択し「買う」をタップ
- 購入数量を決定
- 日本円で購入したい金額を入力
- 内容に問題がなければ「タップで購入」を押すと購入確定
bitbankの場合、最低500円から仮想通貨を購入できます。入力が完了したら「購入確認」ボタンをタップしましょう。
販売所と取引所の違いについては、以下の記事も参考にしてください。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/bitbankplus-column-exchange-and-cryptoshop
取引所でのビットコイン(BTC)の買い方
取引所でのビットコイン(BTC)の買い方について解説します。まずは、bitbankアプリのホーム画面から「取引所」をタップします。
次に、「BTC/JPY」をタップしましょう。BTC/JPYとは日本円でBTC(ビットコイン)を売買することです。
続いて「注文」をタップします。取引画面が表示されるので「買い」を選択しましょう。
注文方法は「成行」と「指値」の2種類があります。初心者の方には、すぐに約定(やくじょう)する成行注文がおすすめです。
注文方法 | 特徴 |
成行 | 板取引の成り行きに任せて最短取引する方法 |
指値 | 希望購入価格を指定して取引する方法 |
続いて、購入数量を入力して「注文」をタップします。確認画面が表示されるので、問題なければ「実行」をタップしましょう。
約定されたら売買成立です。取引所での買い方については、以下の記事も参考にしてください。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/bitbankplus-column-orderbook
ステップ5. ビットコイン(BTC)の売却
ビットコイン(BTC)の売却は販売所と取引所で行えます。売却は以下の手順で行いましょう。今回は販売所での売却方法を紹介します。
- bitbankアプリのホーム画面から、販売所をタップ
- 売却したい銘柄を選択して「売る」をタップ
- 売却数量を入力したら「売却確認」をタップ
- 「タップで売却」を押す
上記の手順を踏むことで、売却が完了します。
【PC編】ビットコインでの買い方
ビットコインはスマホアプリよりもPCの方が、画面もわかりやすく、売買しやすいです。
そのため、PCでビットコインを売買する方法についても解説します。
- 【PC編】販売所でのビットコイン(BTC)の買い方
- 【PC編】取引所でのビットコイン(BTC)の買い方
- 【PC編】ビットコイン(BTC)の売却
【PC編】販売所でのビットコイン(BTC)の買い方
PCの販売所でビットコインを購入する場合、以下の手順で行います。
1.ホーム画面から「販売所」を選択
2.画面左の銘柄一覧から「BTC(ビットコイン)」を選択し、「買う」をクリックする。
3.購入したい金額を入力し「購入内容の確認」を選択
4.購入内容を確認して「購入を確定する」を選択
購入が完了すると、画面上部に「購入しました」と表示されます。
PC版の販売所を使ったビットコインの購入方法は上記のとおり簡単に行えます。そのため、初めてビットコインを購入する場合は、販売所を活用するとよいでしょう。
【PC編】取引所でのビットコイン(BTC)の買い方
PCの取引所では、以下の手順でビットコインを購入できます。
- ホーム画面で「取引所」を選択
- 画面左上で「BTC/JPY」を選択
- 画面右で注文条件を入力し「注文」を選択
- 注文確認画面で内容をチェックして「実行」を選択
取引所でビットコインを購入する場合、成行での注文に慣れたあとで指値注文を行ってみてください。
【PC編】ビットコイン(BTC)の売却
PCで購入したビットコインを売却する場合は、以下の手順(例:販売所)で行います。
- 販売所画面でBTCを選択
- 「売る」を選択
3.ビットコインを売る画面で売却したい数量を入力
4.「売却内容の確認」を選択
5.売却内容を確認して「売却を確定する」を選択
完了すると、画面上部に「売却されました」と表示されます。アプリ版と同様に販売所でも売却は簡単です。
ビットコイン(BTC)を購入するタイミング
本章では、ビットコインを購入するタイミングについて解説します。利益が出やすいタイミングを把握して、投資を行いましょう。
- 長期投資を想定して購入する
- ドルコスト平均法で毎月購入する
- 半減期前にまとめて購入する
長期投資を想定して購入する
長期的に見ると、ビットコインの価格は右肩上がりで推移しているため、今すぐ購入しても将来的に利益を得られる可能性が高いです。
たとえば、ビットコインの価格は2017年時点で200万円程度でしたが、2021年には最高値更新となる750万円を超えました。
長期投資を前提とすることで、短期的な価格変動に一喜一憂せず、冷静な判断を維持できます。定期的に市場動向を確認しつつ、長期的な視点で投資を続けることが成功の鍵です。
ビットコインを買うタイミングについては、以下の記事も参考にしてください。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/bitbankplus-column-bitcoin-whentobuy
ドルコスト平均法で毎月購入する
ビットコインを購入するタイミングが判断できない場合は、毎月定額購入するドルコスト平均法を活用しましょう。
ドルコスト平均法は、定額かつ一定の感覚で仮想通貨を購入することで、市場動向の予想なしでリスクを分散できる投資手法です。
たとえば、毎月1万円ずつビットコインを購入する場合、価格が高い月には少量、価格が低い月は多めのビットコインを購入できます。結果的に、購入価格の平均が平準化され、高値掴みのリスクが減る仕組みです。
ドルコスト平均法なら、市場の変動に一喜一憂する機会を減らしつつ、計画的に資産を積み立てられます。
半減期前にまとめて購入する
半減期と呼ばれる時期にはビットコインの希少性が高まる傾向にあるため、価格上昇の可能性があります。ビットコインの半減期とは、約4年ごとに発生する新規発行量が半分になるイベントです。
半減期前にまとまった量のビットコインを購入することで、将来の価格上昇の恩恵を受ける可能性があります。
たとえば、2020年5月11日の半減期時点のビットコイン価格は約95万円でした。その後、2021年11月には当時の過去最高値約750万円超えを達成しています。
ただし、半減期にビットコインの価格が必ず上がる保証はありません。半減期前の購入を検討する際は、市場動向や経済情勢を慎重に分析し、多角的な視点から分析を行いましょう。
ビットコイン(BTC)を売却するタイミング
ビットコイン(BTC)は、当然売却しないと現金化できません。ただ、売却するタイミングによっては、本来得られるはずの利益を受け取れなくなる可能性があります。
本章では、ビットコインを売却するタイミングについて解説します。
- チャート分析を行い高値で売却する
- 目標値を設定して売却する
- 個人的に資金が必要になったら売却する
チャート分析を行い高値で売却する
ビットコインの価格変動を分析し、高値で売却する手法は利益を増やす王道の方法です。
チャート分析には、移動平均線やRSI(相対力指数)などのテクニカル指標を活用しましょう。テクニカル指標を活用することで、過去の統計をもとに分析を行えるため、売却益を得られる可能性が高まります。
ただし、チャート分析には専門知識が必要であり、投資初心者にとっては難しい場合があります。また、市場変動を100%予想し続けるのは不可能に近いため、チャート分析のみに頼らず、他の情報源も参考にしながら判断することが重要です。
チャート分析を行う場合、暗号資産(仮想通貨)取引所の「取引所」を利用します。取引所での売買については、以下の記事を参考にしてください。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/bitbankplus-column-orderbook
目標値を設定して売却する
目標値を設定してビットコインを売却する方法は、感情的な判断を避け、計画的に利益を確保するのに役立ちます。
投資を始める前に、具体的な利益目標(例:購入価格の20%上昇)を決めておき、目標に達したら迷わず売却しましょう。
目標値の設定には、自身のリスク許容度や投資目的を考慮することが大切です。短期的な利益を狙うなら、比較的低めの目標値を設定し、長期保有を考えているなら、高めの目標値を設定することも検討できます。
目標値に達しなかった場合の対策として、損切りラインも同時に設定しておくと、リスク管理を進めやすくなります。
個人的に資金が必要になったら売却する
ビットコイン投資は長期的な視点で実施することが多い一方で、個人の生活状況に応じて売却を検討するパターンもあります。
たとえば、急な出費や重要な生活イベント(結婚、住宅購入など)で資金が必要になった場合です。
ただし、緊急時にすべてのビットコインを売却するのはおすすめしません。必要最小限の額だけを売却し、残りは継続して保有するように、バランスを取ることが大切です。
また、緊急事態に備えて、あらかじめ投資資金の一部を現金や安全性の高い金融商品など流動性の高い資産にしておくのも、一つの方法として考えられます。
ビットコイン(BTC)を取り扱う暗号資産(仮想通貨)取引所を選ぶ基準
本章では、ビットコインを購入する際に重要な項目「暗号資産(仮想通貨)取引所の選ぶ基準」について解説します。
- 取引量が多い
- セキュリティが高い
- 取扱通貨が多い
- 即時出金できる
仮想通貨取引所については、以下の記事も参考にしてください。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/bitbankplus-column-howtochooseexchange
取引量が多い
ビットコインをスムーズに売買したい場合は、通貨の取引量が多い取引所を選びましょう。ビットコインの取引量が少ない取引所では、取引が約定するまでに時間がかかりやすいためです。
たとえば、取引量が少ない取引所の場合、ビットコインを購入したいタイミングで入手できず、利益を逃してしまう可能性があります。
そのため、公式サイトや信頼できる情報源から、取引量の情報を確認したうえで取引所を選びましょう。
セキュリティが高い
取引所がハッキング(盗難)に遭うと、預けた資産を失うリスクがあるため、セキュリティが強固な取引所を選びましょう。
過去には、金融庁から暗号資産取引業者として認可されている国内大手取引所がハッキング被害に遭いました。
セキュリティ重視で取引所を選ぶなら、金融庁に登録されている業者の中でも、過去に1度もハッキングされたことがない取引所をおすすめします。
仮想通貨のリスクについては、以下の記事も参考にしてください。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/bitbankplus-column-trading-risk
取扱通貨が多い
取扱通貨が少ない場所での売買では、求めている仮想通貨を購入できないケースがあるため、できるだけ取扱通貨が多い取引所を選びましょう。
ビットコインの場合は多くの暗号資産(仮想通貨)取引所で取り扱っています。しかし、ビットコイン投資を続けているうちに、他の通貨にも興味をもつ可能性も考えられるため、取扱銘柄が多い取引所を選ぶとよいでしょう。
即時出金できる
急な資金が必要な場合に備え、即時出金が可能な取引所を選ぶことが大切です。現金化に時間を要する取引所では、急な支払いが必要なときに対応できない場合があるためです。
たとえば、不動産の契約金や医療費の支払いなど予期せぬ出費が発生した際に、暗号資産を即座に現金化できれば、金銭的な問題を迅速に解決できます。
また、株式市場や不動産市場など、他の投資先に資金を移動させたい場合も、即時出金機能があれば迅速な対応が可能です。
ビットコインの購入にかかる手数料一覧
ビットコインの購入には以下の手数料が発生します。
- 売買手数料
- 入出金手数料
手数料は長期的に見ると大きな出費であるため、投資前にしっかり確認しておきましょう。
売買手数料
取引所でビットコインを購入する際は、売買手数料が発生します。bitbankにおけるビットコインの売買手数料は下記の通りです。
通貨名 | メイカー※1 | テイカ―※2 |
BTC/JPY (ビットコイン/日本円) | -0.02% | 0.12% |
※1 取引板に新規注文を並べて、市場に流動性を作る投資家
※2 取引板に並ぶ価格で注文する投資家
上記の表から、ビットコインを0.001BTC購入したときの売買手数料を求めましょう。
ビットコイン購入額 | 売買手数料(購入額×0.12%) |
約15,000円 | 約18円 |
※2024年11月20日時点 1BTC=1,500万円で計算
※成行注文の場合
売買手数料は購入額の0.12%であるため、購入額が大きくなるほど売買手数料も高くなります。
入出金手数料
暗号資産(仮想通貨)投資を実施している場合、入出金にかかる手数料も、長期的に見ると大きなコストです。
bitbankにおける入出金手数料は下記の通りです。
通貨名 | 入金手数料 | 出金手数料 |
日本円 | 無料 | 550円/770円(3万円以上) |
BTC(ビットコイン) | 無料 | 0.0006BTC |
bitbankの場合、日本円・ビットコインともに入金手数料は無料です。ただし、出金手数料は有料なので認識しておきましょう。
たとえば、1BTC=1,500万円の場合、ビットコインの出金手数料は0.0006BTC(約9,000円)です。
入出金の際にかかるコストを最小限に抑えられる取引所を選択しましょう。
ビットコイン(BTC)の保管方法
ビットコインの保管方法は大きく分けて5種類あります。
ここでは、ビットコインの各保管方法について一つひとつ詳しく解説します。
- オンラインウォレット
- デスクトップウォレット
- モバイルウォレット
- ハードウェアウォレット
- ペーパーウォレット
オンラインウォレット
オンラインウォレットは、インターネットに接続された状態で使用するウォレット(通貨を保管する場所)です。
オンラインウォレットのメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
投資初心者でも簡単にビットコインを管理できる | インターネットに接続されているため、ハッキングのリスクがある |
取引所との連携により、すぐに取引が可能 | 取引所の運営状況によっては、資産にアクセスできなくなる可能性がある |
スマホでもアクセスできる | セキュリティ管理が甘いと、個人情報や資産流出の可能性がある |
bitbankの場合、インターネットと完全に切り離されたコールドウォレットと呼ばれるウォレットを利用しているため、外部からのハッキングリスクを低減できます。
また、署名用のオフラインコンピュータに資産を保管しているため、セキュリティ面で安心して利用できます。
メリットだけでなくデメリットも把握したうえで、オンラインウォレットを利用しましょう。
デスクトップウォレットは、PCにインストールして使用するウォレットです。ソフトウェアとして動作し、インターネット接続がない状態でも保管できます。
デスクトップウォレットのメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
自分のPCで直接管理できるため、セキュリティが高い | PCがウイルスに感染した場合、資産が危険にさらされる |
オフラインでも使えるため、ハッキングリスクが低い | ソフトウェアのインストールや設定が必要で、初心者にはやや複雑 |
セキュリティ機能を自分で設定できる | PCが故障するとウォレットへのアクセスが困難になる |
インストールや初期設定が少々複雑であるため、投資初心者の方は、オンラインウォレットに慣れてきてからの活用を検討しましょう。
モバイルウォレット
モバイルウォレットは、スマートフォンにインストールして使うウォレットです。外出先でも手軽にビットコインを管理・取引できます。
モバイルウォレットのメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
いつでもどこでもアクセスできる | スマートフォンが盗まれたり、紛失したりするとウォレットの安全が脅かされる |
QRコードによる即時入金に対応している | インターネット接続が必要なため、ハッキングリスクがある |
モバイルデバイスを利用するため、直感的に操作できる | スマートフォンのセキュリティ対策が不十分だと、ウイルス感染のリスクがある |
モバイルウォレットを使用する際は「フリーWi-Fiを使用しない」「不要なアクセス権限を与えない」など、セキュリティ面のリスクに注意しましょう。
ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットは、USBに接続してビットコインを保管するウォレットです。オフラインで管理するため、高いセキュリティレベルを誇ります。
ハードウェアウォレットのメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
インターネットに接続されていないため、ハッキングリスクの可能性が低い | デバイスの購入費用がかかる |
PINコードや物理的なボタン操作で、セキュリティが強化されている | 紛失や故障すると、アクセスが困難になる |
耐久性が高く、長期保管に適している | 初期設定がやや複雑で、初心者にはハードルが高い |
ハードウェアウォレットはセキュリティ面で安心ですが、ウォレットそのものを失くさないよう大切に保管しましょう。
ペーパーウォレット
ペーパーウォレットは、ビットコインの秘密鍵と公開鍵を紙に印刷して保管する方法です。完全にオフラインで保管できるため、ハッキングリスクを限りなくゼロに近づけます。
ペーパーウォレットのメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
完全にオフラインで保管できるため、ハッキングのリスクがゼロに近い | 紙が破れたり、インクが消えたりすると、アクセスできなくなる |
印刷した紙だけで管理できるため、物理的なセキュリティが保たれる | 紙を盗まれた場合、誰でもアクセスできる |
長期間安全に保管できる | 取り扱いに注意が必要で、管理が難しい |
オンラインウォレットと比べてセキュリティ面では安全ですが、紙で保管する必要があるため、濡らしたり破れたりしないように細心の注意を払わなければいけません。
利便性とセキュリティのバランスを考慮してから、ペーパーウォレットを活用しましょう。
ビットコイン(BTC)を購入する際の注意点
本章では、ビットコイン(BTC)を購入する際の注意点を解説します。思わぬ損失を被らないように、投資前に注意点を確認しておきましょう。
- 価格変動が大きい金融商品であると理解しておく
- 投資する金額は余裕資金の範囲内にする
- 誤情報やデマに流されない
- レバレッジ取引を最初から行わない
- 金融庁に登録された暗号資産交換業者で取引する
- 仮想通貨特有の税制度を確認しておく
価格変動が大きい金融商品であると理解しておく
ビットコイン(BTC)は、株式や投資信託などと比較すると、価格変動の幅が大きい金融商品です。NISAやiDeCoなどの対象商品と同じ感覚で投資を行うと、タイミングによっては想定以上の損失を抱えてしまいます。
たとえば、2024年8月5日、ビットコインは一時16%強下落しました。100万円投資していたと仮定すると、16万円の損失です。
一方で上昇する際の変動も大きく、2024年8月の最安値は1BTCあたり約700万円だったものの、3ヶ月後の11月には約1,500万円まで価格が上昇しました。
ビットコインの価格は、上昇と下落どちらの場合も激しく変動するため、理解したうえで投資しないと、値動きが気になり、他のことに手をつけられなくなるおそれがあります。
ビットコインに投資する場合は、価格変動の大きさを理解して、無理のない金額で購入することをおすすめします。
投資する金額は余裕資金の範囲内にする
仮想通貨投資は、失っても生活に影響のない余剰資金の範囲内で少額から始めましょう。生活費や必要資金まで投資に充てると、相場の変動によっては生活に支障をきたす恐れがあります。
たとえば、家賃や食費、ローンの返済に充てるべきお金を投資に使うと、日常生活に支障をきたす可能性があります。
そのため、市場が急激に変動しても生活に影響しない余剰資金のみで投資を行いましょう。
誤情報やデマに流されない
暗号資産市場では、誤情報やデマが頻繁に流れているため、惑わされず冷静な判断を下すことが重要です。
とくにSNSやオンラインコミュニティでは、根拠のない噂や偽の情報が瞬時に広まることがあります。
たとえば、「特定の仮想通貨の価格が急騰する」という情報源が不明なものや、有名人の発言を誤解釈した投稿が該当します。
そのため、公式発表や信頼性の高い金融メディア・専門家の分析などを参考に、複数の情報源の比較・検証を行い、より正確な判断につなげることが大切です。
レバレッジ取引を最初から行わない
投資初心者はレバレッジ取引を避け、通常の投資手法である現物取引に慣れておきましょう。レバレッジ取引とは、元手(委託保証金)の何倍もの資金を投資して取引を行う投資手法です。
レバレッジ取引は少額の資金で大きな利益を狙える反面、多大な損失を出すリスクも伴います。そのため、投資初心者がいきなりレバレッジ取引を行うと、予想外の価格変動で大きな損失を被る可能性があります。
まずは、現物取引で投資の基礎を学び、慣れてきてからレバレッジ取引を始めましょう。
金融庁に登録された暗号資産交換業者で取引する
ビットコインを購入するなら、金融庁の暗号資産交換業者一覧に登録された国内取引所がおすすめです。
金融庁に登録された業者は、法的に厳格な規制を受けており、利用者保護やセキュリティ面において信頼性が高いためです。
金融庁に登録されていない海外の取引所で取引を行った場合、万が一トラブルが発生しても、日本の法律で守られることはなく、資産を失う危険があります。
口座を開設しようとしている取引所が、金融庁に登録されていることを確認したうえで、ビットコインを購入しましょう。
仮想通貨特有の税制度を確認しておく
ビットコインを購入する場合は、仮想通貨特有の税制度を確認したうえで実施しましょう。仮想通貨の売買益は雑所得に分類されるため、年間20万円以上の利益が発生した場合は、確定申告が必要です。
税率は累進課税方式が適用され、総所得に応じて5%から45%の所得税と、住民税10%が課されます。
参考:国税庁「暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(情報) 」
確定申告を行わないと申告加算税や延滞税などのペナルティを課せられるため、税制度を理解したうえでビットコインを購入しましょう。
仮想通貨の確定申告については、以下の記事も参考にしてください。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/bitbankplus-column-tax
ビットコイン購入前に知りたい豆知識3選
今でこそビットコインは、仮想通貨に特化した取引所があるため、簡単に購入できます。ただ、一昔前はビットコインを購入できる場所も限られていました。
この章では、ビットコインを購入する前に知っておきたい豆知識について、以下3つを解説します。
- ビットコインの誕生と初期の状況
- 2009年のビットコイン入手方法
- 2010年に取引所の登場
ビットコインの誕生と初期の状況
ビットコインは、サトシ・ナカモトが2009年1月3日に最初のビットコインブロックを生成して歴史が始まっています。
発表当時は、ビットコインの特徴である従来の金融機関に依存しない、個人間で直接取引できる仕組みが注目され、IT技術に詳しい一部の愛好家を中心に取引が行われていました。
初めて価格がついたのは、2009年10月5日の1BTCあたり約0.7円であり、ピザを購入する際に使われています。
現在のチャートで当時の価格は確認できませんが、約1,000万分の1で取引されていたといわれています。
2009年のビットコイン入手方法
ビットコインが誕生した2009年には、取引所が存在しておらず、入手方法が限られていました。当時の主な入手方法は以下の2つです。
- マイニング報酬でビットコインを受け取る
- オンラインフォーラムを通じて取引相手をみつける
マイニングには専門的な知識と技術が必要であり、個人間で取引する場合もITに精通している人しか参加できませんでした。
2010年に取引所の登場
ビットコイン初の取引所は「マウントゴックス」で、2010年に開設されました。マウントゴックスは日本に拠点を置いていたため、情報を知っていた人は、早い段階でビットコイン取引を始めています。
2010年の取引価格は以下のとおりです。
参考:CoinMarketCap「ビットコイン」
当時は1BTCあたり約5円であり、現在価格と比較すると約200万分の1で取引されていました。
現在は、国内外問わず取引所も豊富に存在するため、ビットコインを入手するのは難しくありません。
ただ、当時の状況や取引方法を知っておくと、今後ビットコインに代わる金融商品をみつけられる可能性があります。
ビットコイン(BTC)の買い方に関するよくある質問
最後に、ビットコインの買い方に関するよくある質問をご紹介します。
- ビットコインはいくらから買えますか?
- 仮想通貨を買うならどこの取引所がいいですか?
- ビットコインを買うのはやめたほうが いいですか?
- 海外居住者は国内の取引所を利用できますか?
ビットコインはいくらから買えますか?
ビットコインの最低購入金額は取引所によって異なります。bitbankの場合、500円から購入できるので、投資初心者にもおすすめです。
少額から投資できると、損失リスクを抑えつつ投資を実施できるため、投資経験を積むことも可能です。
仮想通貨を買うならどこの取引所がいいですか?
初めて仮想通貨を購入するなら、国内取引所のbitbankがおすすめです。
bitbankをおすすめする理由は3つあります。
- 国内暗号資産(仮想通貨)取引所セキュリティNo.1(※1)
- 取扱銘柄数国内No.1(※2)
- 日本円の即時出金可能
※1 2024年5月21日 CER.live調べ
※2 2024年5月時点 国内日本円ペア取扱銘柄数自社調べ
ハッキングのリスクが低く、取扱銘柄数が多いため、投資初心者でも安心して始められます。
ビットコインを買うのはやめた方が いいですか?
ビットコインへの投資については、一概に「やめた方がいい」とはいえません。個人の投資経験や経済状況によって投資判断が異なるためです。
たとえば、投資経験が十分にあり、余剰資金が豊富な場合は、ビットコイン投資を検討してもよいでしょう。一方で投資初心者や、生活費から投資資金を捻出するような経済状況の人がビットコイン投資をするのはおすすめできません。
ビットコインへの投資は、特徴やリスク、税制などを理解したうえで判断しましょう。
海外居住者は国内の取引所を利用できますか?
海外居住者や、海外移住予定の人は、国内取引所の利用が制限されます。そのため、海外在住者がビットコインを売買する場合は、海外取引所で行いましょう。
国内取引所を利用しようと思っても、口座開設時に本人証明書類の提出が必要になるため、審査に通過しません。
日本国内の仮想通貨取引所を利用できるのは、国内在住の方だけであるため、海外に移住予定がある場合は要注意です。
ビットコインの買い方を理解したら取引を開始してみよう
ビットコインの購入は難しいと思われがちですが、仮想通貨取引所を利用すれば、想定よりも簡単に購入できます。
本記事を読んでビットコインを購入したいと思った方は、利益が出るチャンスを逃さないよう、早めに口座を開設してみましょう。