アバランチ(AVAX)とは、スケーラビリティ、相互運用性、ユーザビリティの向上を目的としたdAppsのためのプラットフォームです。AVAXは、セキュリティと分散性を維持するためのステーキングに使用できるだけでなく、エコシステム内における手数料の支払いやガバナンス投票にも使用することができます。
通貨記号 | AVAX |
提唱者 | AVA Labs,Inc. |
発行上限 | 720,000,000 枚 |
承認方法 | PoS |
ハッシュアルゴリズム | SHA-256 |
発行日 | 2020年11月9日 |
ホワイトペーパー | |
ソースコード |
アバランチは「アバランチ・コンセンサス」と呼ばれる独自のコンセンサスアルゴリズムを採用することによって、高度に分散化された拡張性の高いネットワークを実現しています。
アバランチ・コンセンサスは、コンピュータ科学の歴史に古くから存在する「クラシカル・コンセンサス」と、ビットコインに採用されている「ナカモト・コンセンサス」の両方の良い部分だけを併せ持ったハイブリッド型アルゴリズムとなっています。
アバランチにはCチェーン、Xチェーン、Pチェーンの3つのブロックチェーンが存在しております。
Cチェーンとは、EVM(イーサリアム仮想マシン)実装のチェーンであり、スマートコントラクトの実行が可能です。dAppsの構築には、このチェーンを利用します。
Xチェーンとは、資産の作成およびトレードに特化したチェーンです。スマートコントラクトには対応していません。Xチェーンで作成した資産をCチェーンで利用することもできます。Xチェーンは、CチェーンおよびPチェーンとは異なり、ブロックチェーンではなくDAG(Directed Acyclic Graph)構造となっています。
Pチェーンとは、アバランチのメタデータを記録するチェーンです。バリデータやサブネット(複数のノードから構成されるネットワーク)の管理は、このチェーンで行われます。
アバランチは、高速かつ低コストなトランザクションを特徴としたdAppsや独自のブロックチェーンを作成することのできるオープンソースプラットフォームとして、2020年9月にメインネットをローンチしました。
その特徴から、特にDeFi領域の開発者に人気があり、アバランチのエコシステムには、2022年10月現在400を超えるdAppsが構築されており、ネットワーク上のdAppsに預けられた資産の総額を示す「Total Value Locked(TVL)」は約1,722億円(11.6億ドル)規模となっています。
アバランチは、2020年9月10日に発行上限数量の50%である360,000,000AVAXが発行され、その後は最大で年間11%のステーキング報酬により発行上限数量の720,000,000AVAXに達するまで新規発行される仕組みを採用しております。
また、アバランチはトークンをバーンするための仕組みも採用しており、ネットワーク内の全トランザクション手数料がマイナーに支払われるのではなく、バーンされる設計となっています。
アバランチには、Cチェーン、Xチェーン、Pチェーンの3つのブロックチェーンが存在しております。
当社では、アバランチのCチェーン上のAVAXを取扱っております。
そのため、上記に該当しないネットワークにおける預入・引出には対応いたしかねますのでご注意ください。AVAXの入出金を行う際には、誤送付を防止するために、必ず当社対応のネットワークであること、ならびに送付元のネットワークと送付先のネットワークが一致していることを確認してください。