ビットコイン(BTC)の次に歴史が古いと言われるメジャー暗号資産(仮想通貨)
ライトコイン(LTC)は、金に対する銀のように、ビットコイン(BTC)のサブアセットとして使われることを想定して2011年10月に開発されました。メジャーな暗号資産(仮想通貨)の中ではビットコイン(BTC)の次に歴史が古いコインと言われています。
発行総量はビットコイン(BTC)の4倍で、8400万枚とされています。ビットコイン(BTC)のブロック生成時間は10分に調整されているのに対し、ライトコイン(LTC)のブロック生成時間は2.5分に調整されています。したがって、ライトコイン(LTC)の取引はビットコイン(BTC)よりも4倍早く承認され、迅速な取引を行うことが可能になっています。このようにビットコイン(BTC)が承認を10分以上待たなくてはならないという部分を補っていることが、ライトコイン(LTC)が銀と呼ばれる所以となっています。
通貨記号 | LTC |
提唱者 | Charlie Lee |
発行上限 | 8400万枚 |
承認方式 | POW |
ハッシュアルゴリズム | Scrypt |
発行日 | 2011年 |
ビットバンク取引開始日 | 2017年5月11日 |
公式サイト | |
ホワイトペーパー | 無し |
ソースコード |
世界中でビットコイン(BTC)の取引ユーザーが増えていくにつれて、ビットコイン(BTC)の着金が遅くなるなどの「スケーラビリティ」問題が発生しました。この問題は、ビットコイン(BTC)の取引を記録するブロックがすぐに一杯になり、ネットワークに取引が認証されるまでに時間がかかり過ぎてしまうことが原因でした。
そこで「スケーラビリティ」問題を解消するために2つの方法が提案されました。それは、ブロックサイズを拡張させる方法と、取引データサイズを縮小させる「SegWit (セグウィット)」です。ライトコイン(LTC)は、取引データサイズを縮小させる「SegWit (セグウィット)」をメジャーな暗号資産(仮想通貨)で初めて導入することに成功したことで知られています。
日本ではまだまだ知名度が高くないライトコイン(LTC)ですが、海外では比較的人気があるコインです。アメリカのとある有名取引所では4銘柄しかない取扱通貨の中の一つにライトコイン(LTC)が食い込むなど、一定の需要があります。