シンボル(XYM)とは、既存のシステムやプロセス、および他のネットワークやブロックチェーンとのシームレスな統合を実現するパブリックチェーン上に発行された暗号資産です。XYM保有者は、ブロックチェーンが正常に機能するためのエコシステムの維持に貢献することができます。
通貨記号 | XYM |
提唱者 | NEM Group Ltd. |
発行上限 | 8,999,999,999枚 |
承認方式 | POS+ |
ハッシュアルゴリズム | SHA-512 |
発行日 | 2021年3月17日 |
ビットバンク取扱開始日 | 2021年9月 |
公式サイト | |
ホワイトペーパー | https://docs.symbolplatform.com/symbol-technicalref/main.pdf |
ソースコード |
国内でも有名なプラットフォームプロジェクトであるネム(NEM)は、2021年3月にアップデート版であるシンボル(XYM)をローンチしました。
シンボルはNEMの大型アップデートによりローンチされたブロックチェーンであり、企業向けに柔軟性、高速性、安全性の高いブロックチェーンを提供をすることを目的としています。
ネム(NEM)は開発者のサンドボックスの役割として開発されたプラットフォームプロジェクトに対し、シンボル(XYM)は企業・公的機関などのニーズに特化したブロックチェーンとして開発が行われています。そのため、NEMと比較してセキュリティの高さや処理速度が大きく向上しています。他のブロックチェーンとの相互運用も可能なため、多くのプロジェクトに利用されることが期待されています。
また、シンボルは、パブリックチェーンとプライベートチェーンの両方の機能を保管する「ハイブリットチェーン」として設計されていることも、特徴の一つとしてあげられます。ハイブリッドチェーンは、プライベートチェーンの親密性の高いエコシステムを維持しながら、パブリックチェーンと自由に通信することができると言われています。この仕組みにより、不要なコストや複雑性が排除され処理速度も向上しブロックチェーンの技術を活用したい企業のイノベーション促進に役立つと考えられています。
シンボルは様々な分野の企業やプロジェクトとの提携を進めています。
導入事例としては、Bimtrazer社と提携し、AIとシンボルブロックチェーンを活用した土木インフラ管理を目的とした取組を発表しています。
また、米国ケンタッキー州の蒸留所と提携しウィスキーのデジタルファンドトークンをシンボルプラットフォーム上で実装することも発表しました。
その他、フィンテック企業や公的機関との取組も発表しているため、新たなイノベーションの創出が期待されています。