アスター(ASTR)とは、異なるブロックチェーン同士をつなぐポルカドットのパラチェーンとして、世界で3番目に接続枠を獲得した日本初のパブリックブロックチェーンプロジェクトです。ASTRは、独自に考案したステーキングスキームであるdAppsステーキングやトランザクション手数料の支払い、ガバナンス投票などに使用することができます。
通貨記号 | ASTR |
提唱者 | STAKE TECHNOLOGIES PTE LTD |
発行上限 | 7,000,000,000枚 |
承認方式 | NPoS |
ハッシュアルゴリズム | SS58 |
発行日 | 2022年1月17日 |
ビットバンク取扱開始日 | 2022年9月26日 |
公式サイト | https://astar.network/ |
ホワイトペーパー | https://github.com/AstarNetwork/plasmdocs/blob/master/wp/en.pdf |
ソースコード | https://github.com/AstarNetwork/Astar |
dAppsステーキングとは、アスターネットワーク上に多くのアプリ開発者を呼び込むためのインセンティブ設計として、コアチームが考案した独自のステーキングスキームです
ASTR保有者は、dAppsステーキングのために用意されたポータルを介して、個別のdAppsを選択した上でステーキングをすることができます。そうすることで、ASTR保有者とdApps開発者の両方が報酬としてASTRを受け取ることができます。
アスターは、2021年末にポルカドットのパラチェーンオークションにて3番目となるスロット(枠)を獲得し、2022年1月にメインネットをローンチしました。
その後、開発者にアスター上での開発を奨励するBuild2Earn(構築して稼ぐ)プログラムやdAppsステーキングの導入に伴い、これまで40種類以上のdAppがローンチされてきました。
その結果、2022年4月にはネットワーク上のdAppに預けられた資産の総額を示す「Total Value Locked(TVL)」は約1,600億円(13億ドル)に到達し、ポルカドットの全体TVLにおける45%のシェアを獲得しました。
アスターは、ブロックが生成される度にASTRが新規発行(266.4 ASTR/ブロック)されるインフレーションの仕組みを採用しております。プロジェクトのローンチ初年度は、10%のインフレ率を目標として新規発行されたASTRはdAppsステーキングの報酬やトレジャリー資金として配分されます。
また、アスターはトークンをバーンするための仕組みも採用しています。バーンの仕組みについては、トークン保有者がガバナンス投票を通じてバーンの提案を行い、可決された場合に実施されます。バーンの頻度と量に関しては、トークン保有者によるバーンの枚数の提案が行われた際、都度コミュニティで議論が行われ、可決した場合にバーンが行われます。