エイプコイン(ApeCoin)とは、Web3.0の中心となるコミュニティをサポートするプロジェクトです。APEは、ApeCoin DAOのガバナンス投票やAPEエコシステム内での決済、およびゲーム、イベント、サービスなどへのアクセス権として2022年にローンチされました。2025年6月には、ガバナンス提案「AIP-596」に基づきApeCoin DAOは解散され、運営・資産管理は新設法人ApeCoに移管されています。
通貨発行 | APE |
発行者 | APE Foundation |
発行上限 | 1,000,000,000 枚 |
承認方式 | PoS |
発行日 | 2022年2月14日 |
ビットバンク取扱開始日 | 2023年3月8日 |
公式サイト | |
ホワイトペーパー | 無し |
ソースコード | 無し |
エイプコインは、Yuga LabsのBored Ape Yacht Club(BAYC)プロジェクトに触発された分散型プロジェクトです。APE FoundationによってサポートされているAPEエコシステム内での使用を目的として、2022年2月14日にイーサリアム上でエイプコインが発行されました。Yuga Labsは、APEエコシステムの貢献者として、エコシステム全体のプロダクトや体験の構築を支援しています。
2025年6月6日には、Yuga LabsがApeCoin DAOの非効率性を背景に、DAOを解体させ、ApeCoを新設してプロジェクトを推進する方針をAIP-596にて打診しました。AIP-596は、同月26日にコミュニティの投票によって可決されました。
具体的な時期として、エイプコインの沿革は下記のようになります。
2022年3月:エイプコインを正式発表
2022年3月:BAYCとMAYCのNFT保有者にAPEのエアドロップ開始
2022年4月:エイプコインのランドセール開始
2022年11月:ApeCoin DAO独自のNFTマーケットプレイスをローンチ
2022年12月:公式ステーキングをリリース
2025年6月:ApeCoin DAOが解体され、ApeCoが新設される
エイプコインのユーティリティは「決済」と「ステーキング」の2つが挙げられます。
・決済
エコシステム内のユーティリティトークンとして支払いに利用できます。また、GucciやTAG Heuerなどの一部店舗においてAPEでの決済が導入されています。
・ステーキング
ApeCoin DAOによって確立されたエイプコインの公式ステーキングプロトコル「ApeStake.io」で、APE保有者はステーキングを通じて報酬を獲得することができます。
なお、2025年6月のApeCoin DAOの解体以前では、APE保有者はApeCoin DAOに参加し、投票することができましたが、DAO解体後はガバナンスとしてのユーティリティを失いました。