ベーシックアテンショントークン(BAT)とは、Brave Softwareによって開発された次世代ブラウザ「Brave」を通じて利用できる暗号資産(仮想通貨)です。
具体的な利用用途として、広告主はBATを使用することでBrave上に広告を掲載することができ、広告を閲覧したユーザーは対価としてBATを受け取ることができます。
また、Brave上のコンテンツクリエイターを支援する目的で投げ銭にも使用することができます。
通貨記号 | BAT |
提唱者 | Brave Software, Inc |
発行上限 | 15億枚 |
承認方式 | PoW |
ハッシュアルゴリズム | Ethash |
発行日 | 2017年5月31日 |
ビットバンク取扱開始日 | 2021年3月10日 |
公式サイト |
Brave Softwareは、プログラミング言語の一つであるJava Scriptの開発者として知られているBrendan Eich氏によって2015年に設立されました。安全性が高く、高速性に優れたブラウジングエクスペリエンスを提供しながら、新しい報酬エコシステムを通じてコンテンツ作成者のサポートを拡充させることをミッションとして掲げています。
Brave Softwareで開発された「Brave」は、広告のトラッキング防止機能が組み込まれてたWebブラウザです。ユーザー自身で広告の表示頻度やタイミングを制御することも可能です。
また、従来のブラウザに比べて動作スピードが速く、サイトの閲覧履歴を追跡されにくい仕組みを採用しています。アクセス先に合わせて自動で通信方法が切り替わる仕様のため、よりセキュアで安全な通信が行えると言われています。
Braveブラウザのユーザーは広告表示のを制御することができるため、広告を閲覧した場合はその対価としてBATが受け取れます。受け取ったBATをお気に入りの広告クリエーターへ寄付することも可能です。
ERC20とは、Ethereum Request for Comments:Token Standard #20の略で、イーサリアムのブロックチェーン技術の仕様に沿って発行されるトークンの規格を指しております。
新規トークンを開発する際ERC20に準拠し発行すると、他のERC20トークンと共通プラグラムとして取引が可能となるため、既存の(ERC20に対応した)ウォレットを利用する事が出来るようになります。また、これまでは各ICOによって作られたトークンに対し、安全性・機能性が適切に担保されているかどうかを判断することは難しいとされていましたが、そういった課題も統一規格が設けられたことにより解消されました。現在はERC20に沿って開発されたトークンは世界中に数多く存在し、BATもそのうちの1つです。
Brave Softwareは、オンラインゲームのSplinterlandsや、日本国内のeスポーツチームのRush Gamingとのパートナーシップを発表しています。
また、複数の仮想通貨関連の企業とのパートナーシップも発表しており、今後は更にBATの利便性が高まるであろうと注目されています。