BTC週間分析|デリバティブ・オンチェーンともに弱気継続

今週の値動き

- 今週のビットコインは1月9日の1108万円から取引が始まりました。今週は先週に続き上値が重い展開となっています。週始めから売られ、下落のトレンドラインを形成しています。今週は日足でも全て陰線となり安値を試す動きとなっています。金曜日の朝方に僅かに1000万円を割り込み、今週の安値を更新しています。現在は小幅に反発していますが、チャートは下落トレンドが変わらず1000万円を割り込む可能性が高い状況です。週足ベースでは今週マイナスとなると4週連続の陰線となります。現在の週足は8%ほど下落しており、本日大きな反発がない限り陰線となるでしょう。足元では外国為替市場で円高傾向になっていることもビットコイン価格下落に拍車をかけています。現在はテクニカルとファンダメンタルズ共に弱気となっており、来週以降も安値を試す動きが予想されます。
今週のデリバティブ市場
1.無期限先物取引の資金調達率

ビットコインの無期限先物取引における資金調達率(FR)は、今週マイナスで推移する場面もありましたが足元ではプラスで推移しています。現在は0.005%程度で推移しています。価格が安値圏を試す動きに合わせるように上昇しており、反発を狙ったロングポジションが増加しているようです。
2.ロング・ショート清算推移
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- 今週は小幅な値動きにとどまったため、ロングポジション・ショートポジションの清算はともに限定的でした。2月5日にはデイリーで約4.2億ドルのロングポジションの清算があり、多くのポジションが解消されました。昨年10月に発生した約10億ドルの清算に次ぐ大きさとなりました。
3.3ヶ月先の先物価格乖離率

- 3ヶ月先の先物取引価格と現物価格の乖離率は2.7%程度で推移しています。先週価格が下落した際は2.5%を下回る動きがありましたが、今週は小幅に上昇する動きもありました。下落トレンドの底値圏では同指標がマイナスになる傾向があり、まだ下落トレンドの底値ではない可能性が高いです。
今週のオンチェーン
1.取引所保有のBTC推移
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- 取引所が保有するBTCの数量は先週大きく上昇し、今週は下落する動きが見られました。一方、足元で価格が安値を試す動きとなると、同指標は再度上昇し始めています。ユーザーが現物を売却する動きが見られ、売り需要が未だ吸収されきっていない可能性があります。
2.含み益アドレス割合
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- 同指標は、利益が出ているビットコインアドレスの割合を示すデータです。先週は70%を下回る動きもありましたが、現在は70%台を回復しています。前回の半減期サイクルの底値では57%まで下落しており、まだ利確売りが出る可能性は十分にあります。
まとめ
- 今週のビットコイン相場は、上値の重い展開が継続し、週足ベースで4週連続陰線となる可能性が高まっています。価格は1000万円近辺での攻防が続いていますが、テクニカル指標は総じて弱気を示しており、下落トレンドの継続が意識される局面です。
- デリバティブ市場では、資金調達率がプラス圏へ戻るなど短期的な反発期待も見られますが、相場はまだ明確な底打ちを示唆する状況にはありません。安値圏でのロングポジションの増加はロスカットによる売りを加速させる可能性もあります、
- オンチェーンデータでも、取引所保有BTCの増加や含み益アドレス割合の水準から、売り圧力が完全に解消されたとは言い難い状況です。
- テクニカル、ファンダメンタルズ、オンチェーンの各指標を総合すると、来週以降も安値を試す展開が続く可能性が高く、慎重な相場判断が求められる局面といえるでしょう。











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