アービトラム(ARB)とは、イーサリアムのレイヤー2としてスケーラビリティ問題を軽減させるために開発されたプロジェクトです。ARBは、DAOプロジェクトの運営や意思決定に関わるガバナンス投票に使用することができます。
通貨記号 | ARB |
発行者 | Offchain Labs |
発行上限 | 無し |
承認方式 | 無し |
発行日 | 2023年3月23日 |
ビットバンク取扱開始日 | 2023年12月14日 |
公式サイト | |
ホワイトペーパー | https://github.com/OffchainLabs/nitro/blob/master/docs/Nitro-whitepaper.pdf |
ソースコード |
アービトラムは、ニューヨークの開発会社である2018年創業のOffchain Labsによって開始されました。同社はEd FeltenとSteven Goldfederによって設立され、2019年から2021年までの3回の投資ラウンドで合計1億2,370万ドルを調達しています。
2021年8月に「Arbitrum One」のメインネットをローンチしました。また、2022年7月にはブロックチェーンゲームやソーシャルアプリなどでの利用に特化したレイヤー2ブロックチェーン「Arbitrum Nova」をローンチしています。
アービトラムは、イーサリアムの処理能力を向上させ、スケーラビリティ問題を軽減することを目指しています。
アービトラムは、イーサリアムのレイヤー2として分散型アプリケーション(dApps)が安価な手数料で高速な取引を実現できるように設計されています。アービトラムは、複数の取引を1つの取引にまとめ、レイヤー1のイーサリアムのブロックチェーンに書き込むことで、取引記録を処理するための効率性を高めています。
同じレイヤー2のプロジェクトとして、オプティミズムが比較対象に挙げられ、レイヤー2上における不正な取引の検出方法や証明方法(Fraud proofs)に違いがあります。アービトラムでは、検出や証明のための処理に時間はかかるものの、手数料が安いという特徴があります。
ARBの最大供給量は100億枚で設定されており、その後の新規発行分における年間インフレ率は最大2%に設定されています。これは、ARBの供給量が時間の経過とともに徐々に増加されていくことを意味しており、最初のインフレは2024年3月15日開始することが想定されております。
また、流通するARBの多くはArbitrum DAO Treasuryに配布され、その用途はガバナンス投票によって決定されます。
ARBは、DAOプロジェクトの運営や意思決定に関わるガバナンス投票に使用することができます。
ARBは、Arbitrum(Arbitrum One)ネットワークを含む複数のネットワーク上で流通している暗号資産です。
当社では、取扱い開始時点においてはArbitrum(Arbitrum One)ネットワーク上のARBを取扱っております。
そのため、Arbitrum(Arbitrum One)ネットワーク以外からの預入・引出には対応いたしかねますのでご注意ください。ARBの入出金を行う際には、誤送付を防止するために、必ずArbitrum(Arbitrum One)ネットワークを選択してください。