ポルカドット(DOT)とは、ネットワークに参加するブロックチェーンの相互運用とセキュリティ共有、スケーラビリティの向上を目指すプロジェクトです。DOTは、ポルカドットのエコシステム上でネットワークガバナンスやボンディングによるパラチェーンの作成などに使用することができます。
通貨記号 | DOT |
提唱者 | Web3財団 |
発行上限 | 無し |
承認方法 | NPoS |
ハッシュアルゴリズム | SS58 |
発行日 | 2020年5月26日 |
ビットバンク取扱開始日 | 2022年8月3日 |
公式サイト | |
ホワイトペーパー | |
ソースコード |
ポルカドットは、リレーチェーン(ポルカドットの中心に位置するメインチェーン)を中心に、複数のパラチェーン(リレーチェーンに接続しているチェーン)が1つのネットワークとして繋がった、ブロックチェーン構造となっています。
これにより、複数のトランザクションを同時に処理することが可能となり、トランザクションの遅延が解消され、スケーラビリティが向上します。
ポルカドットでは、開発者が指定した任意のブロック高において、全ノードのアップデートが自動的に実行されるように設計されています。
そのため、ブロックチェーンチェーン上に新たな機能を実装する際やバグ修正を行う際には、ハードフォークすることなく、アップデートが可能となります。
ポルカドットでは、ネットワーク全体のセキュリティ向上のために、リレーチェーン上のバリデータを各パラチェーンに割り当て、ネットワークの検証作業を行います。
そのため、小規模または駆け出しのパラチェーンであっても、リレーチェーンのセキュリティ共有によってセキュリティ侵害を受ける可能性を低くすることができ、結果としてネットワーク全体のセキュリティが向上することとなります。
DOTには新規発行の上限がなく、供給量は時間とともに増加します。DOTは2020年に発行されており、新規発行による年間インフレ率は毎年10%に設定されています。