BTCは米市場休場で小動きに終始 オプションカット通過で方向感でるか

25日のビットコイン(BTC)円は1368万3701円から取引が始まった。東京時間の相場は小高く推移したものの、取引材料に乏しい状況ではっきりとした方向感を示せず、1370万円台前半で上げ渋った。欧州勢参入後には上げ幅を一時的に解消したが、始値付近で買い支えられると、米国時間の序盤に反発した。この日はクリスマスの祝日で米国市場が休場となり、商いが細るタイミングで相場は一時1385万円周辺まで上昇した。しかし、その後買いは続かず、オプション市場のヘッジフローもあってか上げ幅を縮小すると、今朝方には完全に上げ幅を吐き出し、終値にかけて1360万円近辺まで下げ足を速めた。


兼ねてから指摘の通り、本日はデリビットのBTCオプション市場で大型のカットオフを控えている。加えて、米国市場ではトリプルウィッチングも控えており、海外時間はボラティリティの上昇に注意したい。ただ、本日のカットオフを通過すれば、直近のBTC相場の上値圧迫要因となってきたマーケットメイカー(MM)によるデルタヘッジのBTC売りも一巡する可能性があり、少しは相場に方向感が出やすくなるだろう。また、本日からはクリスマスの休暇明けで海外投資家が徐々に市場に戻ってくる。今月も現物ビットコインETFからは資金流出が続いていたが、本日を基点に資金フローが改善するか、年末年始にかけて注目しておきたい。



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bitbank Report 2025/12/26:BTCは米市場休場で小動きに終始 オプションカット通過で方向感でるか







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