BTC続落で一人負け状態 ガンマヘッジで上値圧迫か

23日のビットコイン(BTC)円は1391万8708円から取引が始まった。前日に上ヒゲを付けたことで、東京時間のこの日の相場は売りの流れが続き、終盤には1360万円周辺まで下落するも、欧州勢参入後は下げ止まり、1370万円台に戻した。米国時間序盤に発表された第3四半期の米GDP成長率改定値が+4.3%と予想の+3.3%を大きく上回ると、米債利回りの急騰が相場の重石となり、一時1360万円を割り込むも、コンファレンスボード(CB)の12月の消費者信頼感指数が下振れたことで持ち直し、1380万円周辺まで反発した。ただ、米国市場引け後は弱含みに推移し、終値は1368万2808円となった。


ドル円相場の下落によって、円建てBTC相場は下げ幅を拡大したが、ドル建てでは8万7000ドル(≒1365万円)台中盤で下げ止まっており、底堅い値動きとなった。ただ、連日米主要株価指数が確りと推移し、金・銀相場が史上最高値を更新するなか、BTCだけは週明けに想定していたほどの腰の強さはなく、単独で小緩む展開となっている。尚、26日限のBTCオプションでは、10万ドルストライクが最大ピンであると指摘したが、マーケットメイカー(MM)のガンマエクスポージャーは8万5000ドルストライクで最も高い。相場が9万ドル中盤で跳ね返され、地合いが緩む現状では、相場は最大ピンを目指すよりもMMのヘッジによるBTC売りに影響されやすいか。裏を返せば、8万5000ドル(≒1326万円)以下では買い戻されやすいと言え、カットオフに向けて下値余地も限定的だろう。












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