BTCは売り一服も上値の重い展開 11.5万ドル巡る攻防続くか

18日のビットコイン(BTC)円は1734万5001円から取引が始まった。東京時間は、21日から始まるジャクソンホール会議への警戒感に加え、アルトコイン相場の下げに連れて売り優勢で取引が始まり、中盤には1700万円割れを窺う展開となった。ドル建てでは節目の11万5000ドルの下抜けを試す展開となったが、欧州勢参入後には押し目買いが入り反発。ドル円相場の上昇もBTC円の支援となるなか、米国時間は小締まる展開が続き、終盤には1720万円を回復した。その後は一時1730万円まで戻すも、終値にかけてやや水準を下げ、1721万6155円でこの日の取引を終えた。


ドル建てBTC相場は終値で11万5000ドルと一目均衡表の雲上限を維持し、節目の水準周辺で底堅さを印象付けた。週末から昨日にかけて米露と米ウクライナの首脳会談が開かれ、トランプ大統領からロシアとウクライナの首脳会談開催に向けた調整を始めたとの発表もあったが、市場の反応は薄く、やはり市場の関心はジャクソンホールに集中している模様だ。昨日の海外時間からの反発でBTCは売り一服感もあるものの、重要イベントを控えて米国株相場も方向感に欠ける展開となっており、BTCも上値の重い展開が続くと指摘され、引き続き、11万5000ドル(≒1699万円)を巡る攻防が続くとみている。



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bitbank Report 2025/08/19:BTCは売り一服も上値の重い展開 11.5万ドル巡る攻防続くか