BTC続伸で一目均衡表の基準線にタッチ 底入れは近いか

3日のビットコイン(BTC)円は1424万1円から取引が始まった。FRBのQT停止や、次期FRB議長候補がハト派寄りのハセット氏となることが濃厚となり、前日のBTC円は1345万円から1400万円を回復。この日の東京時間は買い優勢の展開が続き、終盤には1465万円まで上昇した。これにより、ドル建てBTC相場が9万4000ドルにタッチすると、欧州時間には失速。その後、マイクロソフトがAIソフトウェアの売上目標を引き下げたとの報道が相場の重石となり、米国時間序盤には1430万円を下回る場面もあった。しかし、マイクロソフトが報道を否定した他、11月のADPが市場予想に反して月間雇用者の減少を示したことで、BTCは粘り腰を発揮し反発した。終値は1452万1218円となり、ドル建てでは前週の高値を終値ベースで更新した。


11月ADPの月間雇用者数は、予想の1万人に対して-3.2万人と雇用の減少を示し、FF金利先物市場では来年3月のFOMCでの金利据え置きが引き続きコンセンサスではあるが、利下げの確率が上昇した。来週のFOMCを控え、上昇後のポジション調整が入る可能性を指摘したが、利下げサイクル長期化への期待感によって、9万4000ドル(≒1458万円)上抜けも視野に入る。9万4000ドルには一目均衡表の基準線が位置しており、上抜けに成功すればテクニカル的なセンチメントも改善し、相場の底入れも意識されよう。本日は米失業保険申請件数を控えており、結果次第ではフィボナッチ38.2%戻しの9万8000ドル(≒1520万円)を試すか。











.jpg&w=3840&q=70)

.jpg&w=3840&q=70)
