【2025年版】ビットコインを昔買ってたら何円?シミュレーションしてみた!
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SNSやネットでビットコインの価格が上がっているのを見て「あのとき買っておけば...」と考えたことはないでしょうか。
過去の価格推移からビットコインのポテンシャルを理解することで、これから投資を始める方は希望をもてるはずです。
本記事では、10年前〜2024年後半までを段階的に分けて「あのときビットコインを買っていれば」をシミュレートします。
【この記事を読んでわかること】 ・ビットコインの過去の価格推移 ・ビットコインを昔買っていた場合の現在価値 ・ビットコインの将来価格予想 ・ビットコインの価格が上昇する仕組み |
「ビットコインを昔買っていれば...」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。
最新のビットコインの価格はいくら?
2025年3月現在、ビットコイン(BTC)の価格は1BTCあたり約1,250万円で推移しています。1BTC=約1,250万円は、ビットコインの歴史的にも高値圏であり、投資家の信頼感は強く、現在も高値圏を維持しているといえます。
2025年には、ビットコインの戦略的備蓄※を行う大統領令にトランプ大統領が署名しました。
ビットコイン界隈にとって追い風となることが予想されており、価格上昇が期待されています。
※国が価値のある資源を備蓄すること
2025年もビットコインの価格上昇が期待されていることから、今から投資を始めても利益を上げられる可能性は十分あるといえます。
ビットコインを昔買ってたら何円になっていた?
過去にビットコインを1BTC購入して、そのまま保有していた場合、価値がどの程度になっているかをシミュレーションしてみましょう。
当時の価格水準と主な出来事も合わせて振り返ります。
なお、本章で記載している価格上昇倍率は、当時の価格と2025年3月15日時点の価格(約1,250万円)をもとに計算しています。
- 10年前(2015年)
- 5年前(2020年)
- 3年前(2022年)
- 1年前(2024年前半)
- 半年前(2024年後半)
10年前(2015年)
2015年のビットコイン価格は1BTCあたり3〜5万円程度です。1BTCが3万円のときに買っていて現在まで保有していた場合、約420倍になっています。
出来事 | 概要 |
Mt.Gox崩壊の余波 | 2014年に起こったMt.Gox崩壊の影響が引き続き市場に不安をもたらし、取引所の信頼性が低下 |
Bitstampハッキング | Bitstampへのハッキング事件が発生し、セキュリティ懸念が高まり価格低迷の要因となった |
NY州のBitLicense導入 | 規制強化により、投資家が慎重になる局面が続き、取引環境に影響を及ぼした |
欧州VAT非課税決定 | 欧州での税制優遇措置が導入され、やや回復基調を示すなど市場環境が改善する兆しがあった |
5年前(2020年)
2020年のビットコイン価格は1BTCあたり80〜180万円です。1BTCが80万円のときに購入していた場合、現在では約15.6倍の上昇となる計算です。
出来事 | 概要 |
新型コロナウイルスパンデミック | パンデミックによる市場全体の不安拡大で、一時的にビットコイン価格が大幅下落 |
コロナショック | 2020年3月、価格が急落し一時的に半値以下になるなど激しい変動があった |
第3回半減期 | 2020年5月に新規発行量が半減し、その後の回復局面を後押しする好材料となった |
著名企業の参入表明 | PayPalなどがビットコイン決済の導入を発表し、機関投資家の注目が高まった |
3年前(2022年)
2022年のビットコイン価格は1BTCあたり220〜500万円です。1BTCが220万円のときに購入していた場合、現在では約5.7倍まで価値が上昇しています。
出来事 | 概要 |
FRB金融引き締め懸念 | 米国の金融政策転換懸念により、市場全体でリスク回避の動きが強まり価格下落を招いた |
ロシア・ウクライナ侵攻 | 地政学的緊張の高まりが市場に不安をもたらし、ビットコインの下落圧力となった |
Terra(LUNA)崩壊 | 主要暗号資産のひとつが崩壊し、市場全体の信頼感が低下する大きな要因となった |
FTX破綻 | 大手暗号資産取引所の破綻が投資家心理に大きな衝撃を与え、価格が大幅に下落する結果となった |
1年前(2024年前半)
2024年前半(1月〜6月)のビットコイン価格は1BTCあたり600〜1,000万円程度です。1BTCが600万円のときに購入し現在まで保有していた場合、約2倍になっています。
1年で2倍近く価値が上昇していることから、ビットコインは短期間でも収益を上げられる資産といえます。
出来事 | 概要 |
現物ETF承認ラッシュ | 米国での現物ETF承認が相つぎ、機関投資家の参入期待が高まった |
半減期直前の買い | 半減期前に買いが集中し、価格急騰の材料となった |
史上最高値更新 | 4月には1BTCが初めて1,000万円を突破するなど、記録的な上昇局面が訪れた |
半年前(2024年後半)
2024年後半(7月〜12月)のビットコイン価格は1BTCあたり790〜1,500万円程度です。1BTCが790万円のときに購入し現在まで保有していた場合、約1.6倍になっています。
株式投資や債券投資を低リスクで運用したとして年1.05倍前後といわれているなか、ビットコインはたった半年で1.6倍に成長していることから、収益性は非常に高いといえます。
出来事 | 概要 |
調整局面 | 半減期後の利益確定売りによって、一時的に価格が調整された。 |
米FRBの利下げ示唆 | 米FRBからの利下げ示唆により、投資家心理が改善し価格の持ち直しがみられた。 |
ETF上場期待感 | ETF上場への期待から投資家が再び買いに走り、価格が上昇基調に戻った。 |
ビットコインを昔から積立していたら何円になっていた?
ここでは、毎月1万円ずつビットコインを買い増ししていたと仮定し、その累計資産の現在価値を試算します。
長期の積立投資は「ドルコスト平均法」によるリスク分散効果があり、暴落局面で多く買えるメリットもあります。年数ごとにどれだけの成果を生んだのか確認していきましょう。
- 10年前(2015年)
- 5年前(2020年)
- 3年前(2022年)
- 1年前(2024年前半)
- 半年前(2024年後半)
ビットコインの積立投資について興味がある方は、以下の記事も参考にしてください。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/bitbankplus-colummn-bitcoin-fixed-reserving
10年前(2015年)
元本 | 資産評価額 |
120万円(1万円×120ヶ月) | 約7,500万円 |
2015年から毎月1万円を欠かさずビットコインに積み立てていたとすると、投入元本の総額は120万円(1万円×120ヶ月)になります。積立資産の現在評価額は元本の62.5倍、つまり約7,500万円にも達します。
低迷期の2015〜2016年にBTCを安値で多く積み増やせたこと、さらにその後の複数回の急騰を恩恵としてフルに受けたことが、巨額のリターンに繋がったとみられます。
5年前(2020年)
元本 | 資産評価額 |
60万円(1万円×60ヶ月) | 約240万円 |
2020年からの5年間、毎月1万円ずつ積立購入していた場合、元本計60万円に対し現在評価額は4倍の約240万円になっています
コロナショック後の安値で多くBTCを取得し、その後の2021年・2024年の急騰で資産を大きく増やせたため、元本の約4倍もの評価額に達しました。5年という比較的短期間でも、積立投資の効果で大きなリターンが得られたことになります。
3年前(2022年)
元本 | 資産評価額 |
36万円(1万円×36ヶ月) | 約96万円 |
2022年からの3年間積立を続けたケースでは、元本36万円が2.7倍の約96万円に増える計算です。
2022年の暴落局面で安値買いができて、2023~2024年の回復で利益を得られました。リスクを抑えつつ投資を行える積立でも、たった3年で資産を3倍弱まで上げられます。
1年前(2024年前半)
元本 | 資産評価額 |
12万円(1万円×12ヶ月) | 約14万円 |
直近1年間だけ積立投資を行った場合、投入元本12万円に対し評価額は1.16倍の約14万円になります。
上昇率が低い理由は、2025年2〜3月の情勢不安からビットコイン価格が停滞傾向にあるためです。それでもビットコインの価格は1年で上昇しています。
半年前(2024年後半)
元本 | 資産評価額 |
6万円(1万円×6ヶ月) | 約6.1万円 |
2024年後半の6ヶ月間だけ積立したケースでは、元本6万円に対し評価額はおよそ約1.02倍の6.1万円です。
この結果から、半年間という短期間では積立のメリットが出にくいことがわかります。とくに2024年後半は横ばいの局面で、かつ2025年2~3月は下落局面だったため、評価益はごくわずかに留まっています。
したがって「半年積立で驚くほど資産が増加する」という現象はビットコインにおいては起きにくいです。今後長期でみれば、積立によるBTC保有量の増加が、将来的な利益拡大に寄与する可能性は十分あります。
ビットコイン投資で成功した人物3選
ビットコインの歴史の中で、早期から投資をして莫大な利益を得た人物が何人も存在しています。
その中でもとくに有名な3人を紹介します。
サトシ・ナカモト
サトシ・ナカモトはビットコインの考案者であり、2009年に初めてビットコインを公開した正体不明の人物(またはグループ)です。
ビットコイン誕生直後から大量にBTCを保有したとみられ、現在約110万BTCを保有していると推計されています。この保有量は全体の約5%に相当し、2025年現在の価値にして13.75兆円にもなります。
価格高騰により、サトシ・ナカモトは「世界でもっとも裕福な人物のひとり」とも知られています。
日本人の仮想通貨保有率や通貨の開発状況などに興味のある方は、以下の記事も参考にしてください。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/bitbankplus-column-millionaire
ウィンクルボス兄弟
ウィンクルボス兄弟(キャメロン&タイラー)は、Facebook訴訟で得た和解金を元手に2013年にビットコインへ大型投資したことで知られる双子の起業家です。
彼らは2013年に約1,100万ドル(当時レートで約11億円)を投じてBTCを購入しました。
購入時の価格は1BTC=約120ドル(1万円強)で、当時の発行済BTCの約1%を保有したといわれます。
その後の価格高騰により、兄弟の資産価値は10億ドル(数千億円)を突破し、2017年には世界初のビットコイン長者として報道されました。
ティム・ドレーパー
ティム・ドレーパーはシリコンバレーの著名ベンチャー投資家で、2014年にアメリカ政府主催のオークションで大量のビットコインを落札したことで知られます。
彼は2014年7月、闇サイト「Silk Road」押収品のビットコイン競売において約30,000BTCをまとめて取得しました。
落札額は約1,900万ドル(当時レートで約20億円)だったと報じられており、1BTCあたりの取得単価は600ドル強(6万円台)と推定されます。
30,000BTCを現在まで保有していると仮定すると、その価値は2025年現在で3700億円です。
ティム・ドレーパーは、伝統的ベンチャーキャピタリストの立場から先見性をもって暗号資産に投資し巨額の利益を上げた人物として、今なお世界中から注目を集めています。
【将来予想】2025年以降のビットコイン価格はどうなる?
今後のビットコイン価格について、AIによる予想を以下に示します。
年 | CoinPriceForecast | PricePrediction | DigitalCoinPrice |
2025 | 27,625,007円 | 17,459,100円 | 15,390,150円 |
2026 | 32,604,174円 | 26,117,250円 | 19,840,650円 |
2027 | 45,347,018円 | 36,503,700円 | 18,854,850円 |
2028 | 57,351,602円 | 52,521,150円 | 23,672,850円 |
2029 | 57,351,602円 | 78,559,500円 | 24,020,250円 |
2030 | 68,518,569円 | 114,160,500円 | 24,656,400円 |
※1BTCの年度末価格予想
※1ドル=150円で計算
※現在価格は1BTC=1,250万円
2025年にはトランプ新政権下の政策がビットコインに追い風になることが予想されており、機関投資家からの資金流入が続くことによる価格上昇が予想されています。
一方で、大幅上昇の後には市場調整(価格下落)が起こり得るとの指摘もあり、強気・弱気両方のシナリオを念頭に置いた慎重な姿勢も求められます。
10年後のビットコイン価格予想も知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/bitbankplus-column-pricein10years
ビットコインはなぜ価格が上昇するのか
最後に、ビットコインの価格が上昇する主な理由を6つに分けて解説します。
- 発行上限があるから
- 半減期で新規供給が減少するから
- 機関投資家や大口投資家の参入しているから
- デジタルゴールドとして期待されているから
- ETFが承認されて信頼度が高まったから
- 経済不安やインフレ懸念から需要が増加しているから
発行上限があるから
ビットコインはプログラム上発行上限が2,100万BTCと定められているため、いくら需要が高まっても供給は限られ、希少性が常に担保されます。
発行上限によって、ビットコインは希少性を高められ、価値が維持・上昇しやすくなります。実際、1,980万BTCが流通する現在も、残りわずかな未発行分を巡る期待から価格は上昇傾向です。
半減期で新規供給が減少するから
ビットコインは約4年に一度の半減期により、新規発行枚数が50%ずつ減少していきます。半減期になるたびに、市場の新規BTC流通量が減るため、希少性が増して価格も上昇しやすくなる仕組みです。
実際、過去の半減期(2012年、2016年、2020年、2024年)の後にはいずれも数ヶ月〜1年ほど遅れて大幅な強気相場が訪れてきました。
今後も半減期による供給絞り込みがある限り、長期的な上昇トレンドが形成されやすいと考えられます。
ビットコインの半減期については、以下の記事で詳しく解説しています。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/bitbankplus-column-bitcoin-halving
機関投資家や大口投資家の参入しているから
近年、ビットコイン市場には機関投資家(ファンドや企業)や富裕層の大口投資家が続々と参入しています。
テスラ社による15億ドル相当の購入や、マイクロストラテジー社の継続的な大量買いなど、大口の買いが入るたびに価格は押し上げられてきました。
2024年にはブラックロックやフィデリティといった大手資産運用会社が現物BTCのETFを立ち上げ、市場に新たな資金が流入しています。
大口参入は「ビットコインが信頼に足る資産になった証」とも捉えられ、価格上昇の一因となっています。
デジタルゴールドとして期待されているから
ビットコインは「デジタルゴールド」とも呼ばれ、価値の保存手段としての期待が高まっています。
ビットコインは発行上限や半減期によって金と同様に希少性があり、なおかつデジタルなので持ち運びや送金が容易です。そのため、一部の投資家はビットコインを金の代替資産とみなし、安全資産として組み入れ始めています。
ウィンクルボス兄弟も「ビットコインは金より優れている」と公言しており、実際2020年代のインフレ局面で金価格が停滞する中、ビットコインは大きく価値を伸ばしました。
デジタル時代の金としての期待感が、ビットコイン価格を押し上げる要因のひとつです。
ETFが承認されて信頼度が高まったから
2023年以降、米国を中心にビットコインの現物ETF(上場投資信託)が相次いで承認され、市場の信頼度が飛躍的に向上しました。
ブラックロックやヴァンエックなど世界最大級の運用会社がETF商品を展開したことで、従来参入を躊躇していた投資家層もビットコインをポートフォリオに組み込みやすくなりました。
ETFは証券取引所で株式のように売買できるため、規制当局のお墨付きと相まって敷居が下がり、「ビットコイン=信頼できる投資資産」という認識が広がっています。制度的な裏付けを得たことで、ビットコインの価値がより正当化され、価格上昇トレンドを後押ししています。
ビットコインETFについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/bitbankplus-column-bitcoinetf
経済不安やインフレ懸念から需要が増加しているから
世界的な経済不安や法定通貨のインフレも、ビットコイン需要を高める一因です。地政学リスクや金融危機の際、人々は資産防衛のためにビットコインを「デジタルの避難通貨」として買い求める傾向があります。
たとえば、2022年のウクライナ侵攻時には、ルーブル急落を嫌気したロシア市民がBTCに殺到し、一時的に取引量が急増しました。またトルコやアルゼンチンなど高インフレ国でも、自国通貨からビットコインへ資金を移す動きがみられます。
ビットコインは発行上限のおかげで通貨価値の希薄化が起こりにくく、政府にもコントロールされにくいため、有事の資産逃避先として注目されるのです。
「ビットコインを昔買ってたら」と後悔するより行動してみよう
過去のデータを振り返ると、「もしあのときビットコインを買っていれば…」と思わずにいられないほど、ビットコインは劇的な成長を遂げてきました。
今振り返って「買い逃した」と感じるなら、将来同じ後悔をしないためにも、2025年以降も価格上昇が期待されているビットコインに少額からでも投資してみましょう。
今すぐ投資を始めたい方も、一番利益を上げやすいタイミングを待ちたい方も、ビットコインを売買するために仮想通貨取引所の口座開設が必要です。
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