【2024年最新】仮想通貨の半減期一覧表を紹介!ビットコインの半減期も予想
暗号資産(仮想通貨)の半減期には、長期的に通貨の価値を安定させる効果が期待される一方で、半減期前後には短期的な価格変動が生じます。
そのため、半減期のタイミングを把握しておくと、利益を得られる可能性が上がるかもしれません。
本記事では、半減期がある仮想通貨の代表例を一覧表で紹介しています。また、半減期がある仮想通貨のなかで認知度が高いビットコインについても、詳しく解説しています。
【この記事を読むとわかること】
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仮想通貨の半減期について気になる方は、ぜひ参考にしてください。
仮想通貨の半減期に関する基礎知識
まずは、仮想通貨の半減期に関する基礎知識について、以下3点を解説します。
- マイニングの報酬が半減する
- 通貨の価値を安定させる役割がある
- 半減期がない仮想通貨もある
マイニングの報酬が半減する
仮想通貨の半減期とは、マイニング※の報酬が半分になる時期を指します。
※ブロックチェーン上の取引を検証し、新たなブロックを生み出す作業
ビットコインの場合、新しいブロックが生成されるたびにマイナーへ支払われる報酬は12.5BTC(2020年)でしたが、半減期により6.25BTCに減少しました。
半減期はビットコインのプロトコル※にあらかじめ組み込まれており、今後も一定の間隔で半減期を迎える予定です。
※:仮想通貨取引を行うためのルールと手続きを定義したもの
マイニングに関して詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/kyokasho-mining
通貨の価値を安定させる役割がある
仮想通貨の半減期が設けられている理由として、以下の2つが挙げられます。
役割 | 説明 |
インフレ抑制 | 新規発行量が徐々に減少することで、長期的なインフレを抑制し、通貨の価値を安定化させる。 |
希少性の維持 | 新規発行量の減少により、仮想通貨の希少性を高め、需要と価格の上昇を促す。 |
仮想通貨の半減期は、長期的な価値の安定・向上に寄与しています。一方で、半減期前後には一時的な価格変動があり、そのタイミングを狙う投資家も多く存在します。
半減期がない仮想通貨もある
半減期は、ビットコインをはじめとする多くの仮想通貨に共通する特徴ですが、すべての仮想通貨にあるわけではありません。
たとえば、イーサリアムは半減期を設けておらず、代わりにコインの焼却システムを取り入れ、インフレーションの抑制を目指しています。
各仮想通貨は独自のシステムを採用しており、半減期の有無もシステムに応じて決まります。
【2024年最新】仮想通貨の半減期一覧
半減期が設けられている仮想通貨として、以下の種類が挙げられます。
仮想通貨 | 直近の半減期 | 次の半減期(予測) |
ビットコイン(BTC) | 2024年4月 | 2028年頃 |
ライトコイン(LTC) | 2023年8月 | 2027年頃 |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 2024年4月 | 2028年頃 |
どのコインも2023〜2024年に半減期が開催されました。半減期は4年ごとに開催されているため、次回は2027〜2028年ではないかと予想されています。
投資している仮想通貨の半減期を確認し、後述している投資手法を実践してみましょう。
各仮想通貨の特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/bitbankplus-column-kinds-of-crypto
仮想通貨の半減期が買い時と言われる理由
仮想通貨の半減期が買い時と言われる主な理由は、需給バランスの変化によって価格上昇が期待できるからです。
半減期を迎えると、新規発行される仮想通貨の数が減少するため、需要が供給を上回る機会も増えていきます。
たとえば、2023年8月にライトコインの半減期が訪れる直前の7月に、価格が上昇しています。
出典:bitbank
半減期前後に価格が上昇する傾向から、多くの投資家が半減期に注目し、買い時として捉えていることが予想されます。
仮想通貨の半減期を上手く利用する方法
仮想通貨の半減期を上手く利用する方法として、積立投資と一括投資があります。
投資方法 | 特徴 | メリット | デメリット |
積立投資 | ・一定期間ごとに決まった資金を投資 ・長期的な視点で投資を行う | ・価格変動リスクの分散 ・半減期による価格上昇の恩恵を受けられる ・投資リスクが比較的低い | ・一度に大きなリターンを得るのは難しい ・積立期間が長期になる |
一括投資 | ・半減期の直前、一括で資金を投資 ・短期的な価格上昇を狙う | ・半減期前後の価格上昇で高いリターンを得られる可能性がある ・短期間で投資効果を実感できる | ・価格変動リスクが高い ・適切なタイミングを見極めるのが難しい |
どちらの方法を選ぶにしても、自分の投資目的やリスク許容度に合わせて、適切な投資戦略を立てることが重要です。
半減期だけでなく、その他の要因も考慮しながら、長期的な視点で投資することが求められます。
仮想通貨は価格変動が大きいため、投資金額は余裕資金の範囲内に留め、過度なリスクを取らないよう注意が必要です。
最も注目されるビットコインの半減期と価格の関係
ビットコインは世界的に人気の高い仮想通貨であるため、当然半減期にも注目が集まります。本章では、ビットコインの半減期について詳しく解説します。
- 2012年11月
- 2016年7月
- 2020年5月
- 2024年4月
- (予想)2028年春〜夏
2012年11月
2012年11月はビットコイン最初の半減期で、半減期後に価格が徐々に伸び始めました。
一方で、マイニング報酬が50BTCから25BTC(当時の価格換算で25,000円のマイナス)に半減されています。ただ、1BTCあたりの価格は上がっているため、投資家にとってはメリットが大きい半減期といえます。
2016年7月
2016年7月にビットコインは2回目の半減期を迎え、マイニング報酬は25BTC→12.5BTC(当時の価格換算で731,250円のマイナス)と、半減期前後に価格変化がみられました。
マイニング報酬自体は大幅なマイナスとなったものの、前回半減期から急激に価格が上振れていることから、半減期自体がビットコインの価格に影響を与えた可能性があります。
2020年5月
ビットコイン3回目の半減期を迎え、半減期直前から徐々に価格上昇がみられます。
今回の半減期では、マイニング報酬が12.5BTCから6.25BTCに半減しています。当時の価格で、約600万円の報酬減です。
当時1BTCの価格は約100万円まで上昇していたため、半減期による報酬の減少率が前回に比べて高くなっています。
2024年4月
4度目の半減期を迎えましたが、1〜3回目と比べて、価格の変動は落ち着いています。同年にビットコインETFが承認されたため、すでに半減期前に急騰したことが要因であると考えられます。
また、報酬額は6.25BTCから3.125BTCに減少しました。2024年4月20日時点で1BTCは約1,000万円であるため、3,125万円の報酬減です。
報酬ベースだと大幅な減少額であることがわかります。
(予想)2028年春〜夏
これまで4年に1度半減期を迎えていることから、次の半減期は2028年春〜夏頃だと考えられます。
過去には半減期前後に価格変化があったことから、次回の半減期でも同様に変動する可能性があります。
半減期を見越して、ビットコインを購入することも視野に入れておきましょう。
仮想通貨の半減期に関するよくある質問
最後に、仮想通貨の半減期についてよくある質問を2つ紹介します。
- 半減期のデメリットはありますか?
- ビットコインは半減期で価値を下げることはありますか?
半減期のデメリットはありますか?
半減期の主なデメリットとして、マイニングの収益性低下によるマイナーの離脱と、セキュリティの低下が挙げられます。
マイニング報酬は4年に1回半分になるため、小規模マイナーにとって採算が合わなくなり、そのまま離脱するケースが増えるからです。
マイナーが減少すると、ブロックチェーン内でデータを共有する人数も減るため、必然的にセキュリティの低下につながります。
ビットコインは半減期で価値を下げることはありますか?
ビットコインは半減期により価値を下げていませんが、マイニングの報酬は減少しつづけています。
半減期によってビットコインの希少性が高まり、需要が増加するためと考えられています。
半減期前後で一時的な下落こそあるものの、価格は上昇傾向にあるため、引き続き今後の動向に注目しましょう。
仮想通貨の半減期を把握して賢く投資しよう
半減期は、マイニング報酬を半分にすることで、仮想通貨の価値を安定させる役割があります。仮想通貨投資をするなら必ず耳にする単語であるため、本記事を参考に理解しておきましょう。
また、半減期が設けられている仮想通貨は、半減期前後に価格が変動する傾向にあります。本記事で紹介した仮想通貨の半減期を参考に、値上がりを見越した投資で利益を積み重ねましょう。