暗号通貨(仮想通貨)の種類・銘柄一覧|投資におすすめはどれ?
「仮想通貨に興味があってこれから始めたいんだけど、どのような種類の仮想通貨があるの?」
「仮想通貨の種類が多いので、どのような銘柄を選べばいいの?」
仮想通貨投資をしたことがない方は、このように考えるかもしれません。
仮想通貨は約10,000種類以上もあるので、すべての情報を調べて投資判断することは現実的ではありません。
そこで今回の記事では、仮想通貨の銘柄の種類にどのようなものがあるのか、初心者はどう選ぶべきなのか、徹底解説します。
この記事を読むことのメリットは以下の3つです。
- 仮想通貨の大まかな区分がわかる
- どのような基準で仮想通貨を選べばいいかがわかる
- 代表的な仮想通貨の銘柄がわかる
仮想通貨は国内取引所から購入すれば安心です。
今回解説する仮想通貨はすべてbitbankで購入できますので、気になる銘柄があればbitbank経由で購入しましょう。
暗号資産(仮想通貨)の大まかな種類
仮想通貨は、おおまかにわけると以下2種類です。
- ビットコイン
- アルトコイン
仮想通貨のほとんどはビットコイン(BTC)を基に作られています。
そのため、ビットコイン(BTC)以外の仮想通貨はアルト(代替)コインと呼ばれています。
ビットコイン(BTC)
ビットコイン(BTC)は仮想通貨の代表例の1つで、2022年7月時点で時価総額ランキング1位です。
2008年にサトシ・ナカモトという人物が発表した論文をもとに開発され、2009年に公開されました。
アメリカドルや日本円のような法定通貨のように実物資産ではなく、すべて「情報」のやり取りとなります。
情報のやり取りを支えるのが、「ブロックチェーン」と呼ばれる技術です。
ブロックチェーンは、これまでの取引履歴を1本の鎖のように連結させ、正確な取引履歴を維持させる技術です。
ひとつひとつの取引履歴をブロックとして、それが鎖のようにチェーンとしてつながります。
ブロックチェーンにおいては、1つの取引履歴を悪意あるユーザーが改ざんしようとすると、膨大な取引データすべてのデータの改ざんが必要となります。
そのため、過去の取引履歴を改ざんすることが事実上不可能です。
ビットコインの仕組みは後述するアルトコインなどにも採用されており、暗号資産の根幹を構成しています。
アルトコイン
アルトコインは、ビットコイン(BTC)以外の仮想通貨すべての総称です。
日本国内だけでなく海外にも仮想通貨は数多くあり、アルトコインは少なくとも10,000銘柄以上存在すると言われています。
アルトコインの中でも時価総額の低い銘柄は、草コインと呼ばれています。
基本的にはビットコイン(BTC)で使われている技術をもとに構築されていますが、アルトコインで注目すべきは、そのアルトコインの目的です。
アルトコインごとにその通貨が何を目的としており、どのようなプロジェクトなのかが決まっています。
アルトコインによってはビットコイン(BTC)にはない機能もあるため、魅力も多いです。
アルトコインに投資するメリットは以下の通りです。
- 価格変動が大きいので、大きな利益を出せる可能性がある
- ビットコイン(BTC)よりも優れた機能性を誇るものもある
- 分散投資できる
とはいっても、アルトコインは膨大な種類がありますので、しっかり見極めないと思うような利益を出せなかったり、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
ここからは、投資対象を選ぶ際に意識すべきポイントを解説します。
どの種類の暗号資産(仮想通貨)へ投資すべき?
仮想通貨へ投資する際に、以下の3つを意識するようにしましょう。
- 安全性の高いものから選ぶ
- 将来性の高いものから選ぶ
- ボラティリティの高さから選ぶ
アルトコインは先ほど述べましたが、約10,000種類以上もの銘柄があり、すべての通貨を把握するには種類が多すぎますよね。
投資先を選ぶにあたって基準がないと、自分の投資目的に沿ったアルトコインを選べません。
そのため、上記3つのポイントは忘れないようにしましょう。
詳細を解説していきます。
安全性の高いものから選ぶ
投資先を見極めるにあたって大切なポイントの1つ目は、安全性の高いものから選ぶことです。
安全性を考えるにあたって、以下の2点に気をつけましょう。
- 投資銘柄の安全性
- 取引所の安全性
これらの安全性を担保するには、結論、国内取引所を利用する方が無難です。
というのも、海外の取引所の利用には下記のリスクがあるからです。
- いわゆる「詐欺コイン」に騙されてしまい、資金を奪われる
- 使っている仮想通貨取引所から、個人情報が流出する
- 取引所がハッキングにあい、口座にある資金が流出する
上場している仮想通貨の中にも、資金調達だけを目的に投資家からお金を巻き上げるようなものもあります。
海外の取引所の中にはセキュリティが弱く、ハッカーからの攻撃に脆弱な取引所があります。
その点、国内の取引所は、金融庁による厳正な審査のもと信頼性の高い通貨のみが選ばれているため、安心度が高いです。
将来性の高いものから選ぶ
投資先を選ぶ際の2つ目のポイントは、将来性の高いものから選ぶことです。
その仮想通貨が実用化されて、市場にどれくらい普及する可能性があるのかを見極める必要があります。
これから伸びる仮想通貨の特徴は、たとえば以下の通りです。
- 仮想通貨の開発目的、プロジェクトの内容、今後のロードマップが明確である
- 他の通貨にはない強み・ウリがある
- 企業から多くの出資を受けている
それぞれの仮想通貨には、仮想通貨の概要や開発目的、今後のロードマップが書かれている「ホワイトペーパー」という資料があります。
ホワイトペーパーをはじめ、それぞれの銘柄の公式HPやSNS、信頼できるニュースサイトなどから情報収集しましょう。
情報を収集する際、他の仮想通貨にはない機能、技術などもあわせて確認するようにしてください。
また、その仮想通貨への期待度を見極めるために、企業からの出資状況を確認しましょう。
有名企業がその銘柄に出資しているのであれば、将来性への期待値が高いことの現れです。
このような観点から、将来性の高さを見極めることが大切です。
ボラティリティの高さから選ぶ
投資すべき銘柄かを見極める3つ目のポイントは、ボラティリティの高さです。
ボラティリティとは、価格の変動幅のことをいいます。
ボラティリティの高い銘柄を選ぶと、価格変動幅が大きいことから、大きな利幅を取ることにつながります。
しかし、ボラティリティの高さはリスクが大きいということにも気をつけてください。
大きな利益を出せる可能性があるということは、相場が想定と逆方向に動いた際に大きな損失につながる可能性もあります。
暗号資産投資を初めてやる方には、ボラティリティの高すぎる銘柄はオススメできません。
初心者の方は過去のチャートを確認し、比較的ボラティリティの低い銘柄を選びましょう。
代表的なアルトコインの種類・銘柄一覧
bitbankで取扱いのあるアルトコインは以下の通りです。
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCC)
- ライトコイン(LTC)
- リップル(XRP)
- チェーンリンク(LINK)
- モナコイン(MONA)
- ステラルーメン(XLM)
- クアンタム(QTUM)
- ベーシック・アテンション・トークン(BAT)
- オーエムジー(OMG)
- シンボル(XYM)
- メイカー(MKR)
- ボバネットワーク(BOBA)
- エンジンコイン(ENJ)
それぞれの仮想通貨の概要について解説していきます。
イーサリアム(ETH)
イーサリアム(ETH)とは、分散型のアプリケーション(dApps)やスマートコントラクトを動かすためのプラットフォームです。
スマートコントラクトとは、世にあるさまざまな契約内容をブロックチェーンで結びつけ、自動で契約締結・実行できる仕組みです。
スマートコントラクトのおかげで、分散型のアプリケーションを作れます。
分散型アプリケーションは現在さまざまな形態で登場しています。
具体例はNFTによって遊んで稼げる仕組み「Play to earn」です。
Play to earnはイーサリアムの技術を活用しています。
スマートコントラクトの仕組みにより新しい技術を生み出せるイーサリアム(ETH)は今後も注目です。
ビットコインキャッシュ(BCC)
ビットコインキャッシュ(BCC)とは、ビットコインが分岐(ハードウォーク)した暗号資産です。
ビットコインは仮想通貨の人気の火付け役として注目されましたが、ユーザーが増えるにつれて送金速度が遅くなるなど、利用に不具合が生じるようになりました。
ブロックチェーンを構成する各ブロックが短時間で容量限界となってしまい、ネットワーク処理に時間がかかるようになったのが原因です。
その原因を解決するために、ハードウォークという作業を行うことでネットワークの処理問題を解決しました。
ビットコインキャッシュは、ハードウォークが行われた仮想通貨の中でトップクラスの時価総額を誇ります。
ライトコイン(LTC)
ライトコイン(LTC)は、ビットコイン(BTC)の次に歴史が深いと言われている仮想通貨です。
ライトコインの最大の特徴は、取引速度の速さです。
ビットコインの約4倍の早さで取引の承認が完了します。
この秘密は、ライトコインの発行総量です。
ライトコインは、ビットコインの4倍の発行総量を誇ります。
発行総量が4倍多いため、各取引のブロックを生成する速度がビットコインの4倍となります。
このように、ビットコインの利用時に感じていた取引承認の遅さは、ライトコインを利用することで解決可能です。
リップル(XRP)
リップル((XRP)は、銀行間送金向けのプラットフォーム「RippleNet」で使用される仮想通貨です。
リップルは、グローバル規模であらゆる情報価値を、安価に迅速に世界中どこへでも動かせるようにすることを目標に活動しています。
リップルの最大の特徴は送金のトランザクションがとても速いことです。
ビットコインでは送金の承認まで10分程度かかることもありますが、リップルでは3~4秒程度で承認が完了します。
このように、送金に特化した仮想通貨が、リップルです。
チェーンリンク(LINK)
チェーンリンク(LINK)は、スマートコントラクトの仕組みを使って実世界のさまざまなデータとブロックチェーンを結びつける暗号資産です。
チェーンリンクの本質は、ブロックチェーンと外部サービスとの仲介役である点です。
これまでの暗号資産では、ブロックチェーンと外部サービスとの連携はできませんでした。
そのため、チェーンリンクでは外部サービスとブロックチェーンの橋渡しができる仕組みを作りました。
AP通信やGoogle Cloudなど大手サービスとの共同の取り組みも含め、今後に期待できる注目株です。
モナコイン(MONA)
モナコイン(MONA)は2ちゃんねる(現5ちゃんねる)発祥の有名なキャラクター「モナー」をモチーフに誕生した暗号資産です。
他の仮想通貨とは異なり、日本人中心に取引されています。
技術的にはライトコインと似たような構造です。
そのため、モナコインも取引速度は比較的速いです。
モナコインは以下の用途で使われます。
- トレードの対象(投機の対象)
- ブログやLive、Twitterなどの投げ銭
- NFTプラットフォーム「モナパーティー」でのNFT売買
日本発祥のため、日本人でも情報収集しやすいです。
ステラルーメン(XLM)
ステラルーメン(XLM)は、グローバル送金・決済を目的に開発された暗号資産です。
ステラルーメンの創始者はリップルの開発者でした。
リップルと同様、ステラルーメンはドルなどの法定通貨と仮想通貨を結びつけることで、スピーディーに決済ができます。
ステラルーメンとリップルはとても似ていますが、取引の承認方法に違いがあります。
ステラルーメンの承認方法は、投票で決められた承認者が取引を承認する「SCP法」です。
一方リップルは承認者の80%以上が有効と判断しなければ承認されない「POC法」が採用されています。
クアンタム(QTUM)
クアンタム(QTUM)は、シンガポール本社のQtum Chain Foundation Ltd.のオープンソースブロックチェーンプロジェクトで開発された仮想通貨です。
クアンタムの特徴は以下の2つです。
- ビットコインで利用されている安全性の高い残高確認方式(UTXO)を採用している
- イーサリアムで互換性のあるスマートコントラクトを実装している
ビットコインとイーサリアムの良いとこどりの仮想通貨です。
世界的大手企業のAmazonとGoogleとのパートナーシップを提携するなど、クアンタムの技術は高く評価されています。
ベーシック・アテンション・トークン(BAT)
ベーシック・アテンション・トークン(BAT)は「Brave」というブラウザを通して利用できる仮想通貨です。
安全に利用でき、高速性に優れたブラウザ利用体験を提供しながらも新しい報酬エコシステムを構築することが、ベーシック・アテンション・トークンの目的です。
Braveでは、広告主はベーシック・アテンション・トークンを利用することで広告掲載ができ、広告を見たユーザーは報酬としてベーシック・アテンション・トークンを貰えます。
他にもBrave上のクリエイターに対する投げ銭としても活用できます。
オーエムジー(OMG)
オーエムジー(OMG)は、OMG Network上で使用される暗号資産です。
OMG Networkの目的は、高速で安価、そして安全でオープンな金融サービスの提供です。
オーエムジーはイーサリアムを基盤として開発されましたため、ユーザー数が増えるにつれて処理速度が遅くなる、という課題がありました。
その課題を解決すべく独自のブロックチェーン技術の開発に成功し、イーサリアムと同等の安全性を担保したうえで高速・安価な送金が可能となりました。
暗号資産取引所との連携を強化しているので、今後の展開にも期待できそうです。
シンボル(XYM)
シンボル(XYM)は、ネム(NEM)をベースに開発されたブロックチェーンです。
ネムは開発者のサンドボックス化を目的に開発されましたが、シンボルは企業・公的機関などのニーズに対応することが目的です。
そのためネムと比較して処理速度、セキュリティが大きく向上しています。
またシンボルは、パブリックチェーンとプライベートチェーンのハイブリッドな機能を持ちます。
そのため、親密性の高いエコシステムを構築しながらも、自由にパブリックチェーンと通信することが可能です。
この仕組みのおかげで、処理速度が速くなり不要なコストがかからなくなります。
メイカー(MKR)
メイカー(MKR)は、「DAO」の発行・管理・レンディングができるプラットフォーム「MakerDAO」内で利用できる暗号資産です。
MakerDAOは「世界経済に金融の安定性と透明性をもたらす」ことが目的です。
プラットフォーム上では、米ドルに疑似的に連動する暗号資産「DAO」を誰もが発行できます。
メイカーはMakerDAOでのガバナンスに使われるため、メイカー保有者はプロジェクトの今後の方針を決めるためのガバナンスに参加できます。
ボバネットワーク(BOBA)
ボバネットワーク(BOBA)は、イーサリアムの課題であるスケーラビリティ問題(※)を解決することを目的とした仮想通貨です。
※ユーザーが増えるにつれて取引速度が遅くなること
ボバネットワークのプロジェクトでは実用的なLayer2ソリューションを提供します。
ボバネットワークはガバナンスやステーキングに利用されます。
イーサリアムのLayer2ソリューションであるため、イーサリアムよりも取引速度が速く、安価な手数料での取引が可能です。
今後、さまざまな暗号資産取引所にて上場することが考えられます。
エンジンコイン(ENJ)
エンジンコイン(ENJ)とはNFTプラットフォーム「Enjin Platform」内で使える仮想通貨です。
Enjin Platformとはゲーム開発者に対して、ブロックチェーンの知識がなくてもNFTを作成・販売できるプラットフォームです。
出品後も、不要になったNFTはエンジンコインに再度戻せるので安心感があります。
またEnjin Platformはゲームをしながら稼ぐ「Play to earn」に対応しています。
国内の暗号資産(仮想通貨)取引業者なら安心して投資できる
今回は、仮想通貨への投資をこれから始めたいものの、どの銘柄に投資すればいいかわからない人向けに、仮想通貨の種類や銘柄について詳細に解説しました。
仮想通貨は、ビットコインとアルトコインに大別できます。
仮想通貨の銘柄を選ぶ上では、以下を意識すべきです。
- 安全性の高さ
- 将来性の高さ
- ボラティリティの高さ
そのうえで、代表的なアルトコインの特徴・概要を紹介しました。
今回紹介した銘柄はすべてbitbankより購入が可能です。
bitbankは金融庁による厳正な審査を突破した取引所なので、安心して取引できます。