BTCは足踏みが続く 次の切っ掛けは米仮想通貨政策レポートか

21日のビットコイン(BTC)円は1743万4353円から取引が始まった。東京時間序盤は主要アルトコイン相場の上昇に連れて1770万円まで上昇するも、海外時間に入ると米国がEUに対して15%〜20%の関税を課す方針との報道や、ドル円相場の下落を受けて上げ幅を吐き出した。米国時間序盤には、米国株相場の上昇に連れて一時反発するも、イーサ(ETH)やXRPなどのアルトコイン相場が頭打ちとなる中、BTCは下げ幅を広げ、終盤には1730万円を割り込んだ。米国市場引け後には若干水準を戻し、終値は1733万7192円と小幅に下落した。


BTCは本日も底堅い値動きが続きそうだ。米下院で暗号資産(仮想通貨)関連3法案が可決された「クリプトウィーク」を通過し、アルトターンが起きる中、BTCは高値で足踏みが続いている。ただ、連休最終日の主要アルトは一旦頭打ちムードも窺え、そろそろBTCに循環物色が入ってもいい頃か。本日は1月の大統領令によって発足された仮想通貨ワーキンググループによる政策レポートの提出期限となっており、月末までにホワイトハウスがこれを公開する見通しと報じられている。特に注目されるのは、戦略的ビットコイン備蓄の今後の運用方針と言え、具体的な追加購入策に触れられていれば相場の追い風となろう。他方、本日はパウエルFRB議長の発言を控えているが、ブラックアウト期間中であることから政策に関する発言は控えられるだろう。



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bitbank Report 2025/07/22:BTCは足踏みが続く 次の切っ掛けは米仮想通貨政策レポートか