先物では多くのロングポジションの清算が発生、強気筋には辛い1週間に

今週のビットコインは強く売られる展開となり安値を切り下げている。1月7日17時の価格は484万円で推移している。週始めは545万円で推移しており週足では約11%ほど下落している。

先物無期限のファンディングレートはプラスで推移しており、ロングポジションが多いことを示している。昨年12月4日に価格が急落した際はファンディングレートが大きくマイナスに触れたが、その後プラスで推移が続いている。

先物は価格の上乖離が続くコンタンゴの状態だ。4月に期限を迎える先物は4.2万ドルで近辺で推移しており現物価格より500ドルほど高い。FTXの先物が最も高く取引されている。

今週は価格が下落したことでロングポジションの清算が多くでている。12月4日に記録した清算とほぼ同等の多さだ。ロングポジションに多くの清算が出たことで上値が軽くなることが期待される。

Deribitのオプション取引では1月7日に期日を迎える5.0万ドルのコールオプションが多く存在する。ほとんどのコールポジションはストライクプライスを下回ったまま期日を迎えることになりそうだ。

今週は価格が大きく下落したことでデリバティブ市場では強気筋が多くの損失を出したことがデータからは読み取れる。