Weekly Technical Analysis:ビットコインは小幅ながら2週連続で上昇、底堅さも見られる

10月2週の週足

- 先週のビットコイン週足は2.4%上昇した陽線となり、終値は282.9万円を記録しました。今週は現在のところ0.9%下落し小幅な値動きとなっています。週足は約2ヶ月移動平均線となる8EMA(284.8万円)を下回った推移が続いています。
- 週足では引き続き325万円近辺にレジスタンスが存在しますが、安値は徐々に切り上がっています。週足はここ数か月間、大きな動きがないものの底堅く推移しています。
- 今週も注目は週足が移動平均線を超えることができるかどうかでしょう。先週は一時、移動平均線を上回る動きもありましたが、終値にかけて売られました。また、3週連続の陽線となるかが相場の底堅さを見る上で注目です。
10月12日の日足
- ビットコインの日足終値は移動平均線(14EMA)を下回り、弱気トレンドを示唆し、オシレーターのFisherとMACDがマイナス圏で推移しており、これをコンファームしています。
- 日足は、1.0%上昇した陽線を記録し、終値は281.1万円でした。昨日は3日ぶりの陽線となり反発しました。今週は上値が重い展開が続いていましたが、買いが戻りました。一方、移動平均線は下回った推移が続いています。
- オシレーター・インジケーターは概ね下落傾向です。CCIは小幅に反発しプラスを回復。Fisherはマイナス圏で下落しています。MACDでは本日デスクロスが発生しています。オシレーターはモメンタムの低下を示しています。
- ボラティリティ指数のADX(16)は下落しており、ボラティリティの低下と相場の方向感が弱いことを示しています。
- 昨日のビットコイン日足は陽線を記録しましたが、移動平均線を下回り弱いプライスアクションが継続しています。オシレーターも概ね下落しており、モメンタムはなかなか上がってきません。テクニカルは価格の下落に注意を促していますが、ADXは低位で推移し相場には大きな方向感がないことを示しています。まだレンジで推移する可能性も高く、不安定な値動きが予想されます。

価格は短期移動平均線の14EMA(282.0万円)を下回り弱気示唆です。長期移動平均線の53EMA(286.7万円)は下落し、長期トレンドも弱気です。一目均衡表の雲は先行スパン1(282.1万円)が先行スパン2(299.0万円)を下回り弱気示唆です。
Trending Signal
- 弱気バイアス・シグナル:価格が14EMAの下で推移
- 強気バイアス・シグナル:Commodity Channel Index(CCI)がプラス圏で推移
- 弱気バイアス・シグナル:Fisher Transformがマイナス圏で推移
- 弱気バイアス・シグナル:MACDがマイナス圏で推移

Centered Oscillator Signal
- 強気バイアス・シグナル : CCI(0.1)はプラス圏で推移しており強気示唆です。
- 弱気バイアス・シグナル : Fisher(-0.9)はマイナス圏で推移しており弱気示唆です。Trigger(-0.6)を下回り、売りシグナルが出ています。
- 弱気バイアス・シグナル : MACD(-6071)はマイナス圏で推移しており弱気示唆です。Signal(-6323)を上回り、売りシグナルは出ていません。