Weekly Technical Analysis:対ドルでは再度2万ドル割れも安値をガンガン掘る状況にはないか

6月5週の週足

- 今週のビットコインの週足は3.2%下落し、価格は275.4万円近辺で取引されています。先週は2.1%上昇し、反発しましたが今週に入り上値が重い展開になっています。週足は約2ヶ月間平均である8EMAを下回った推移が続いています。
- ビットコインは引き続き下落のトレンドラインを形成しており、高値を切り下げています。このラインをブレイクできない間は長期で下落トレンドが続いていることになります。週足チャートでは350万円のサポートを割り込み、長期的に200万円近辺のサポートラインまで下落する可能性があります。
6月29日の日足
- ビットコインの日足終値は移動平均線(14EMA)を下回り弱気トレンドを示唆し、オシレーターのCCIとMACDがマイナスで推移しており、これをコンファームしています。
- 日足は、0.5%下落した陰線を記録し、終値は274.6万円でした。4日連続の陰線を記録しており、安値を試す展開となっています。現在は売り手が優勢な状況です。
- オシレーター・インジケーターは下落傾向にあります。CCIは続落し、-56で推移しています。Fisherも今週デスクロスが発生し下落しています。長期オシレーターのMACDはマイナス域で上昇しています。
- ボラティリティ指数のADX(41)は高値圏で推移し、弱気トレンドの発生を示唆しています。足元で再度上昇し始め、ボラティリティの上昇を示唆しています。
- ビットコインは今週の下落の流れを引き継ぎ、冴えない値動きが見られました。オシレーターも短期で下落しており、弱気のモメンタムを示しています。全体的な弱気トレンドに変化はありません。
- 最安値圏を試す展開となっているビットコインですが、昨日は対ドルで2万ドルの節目を割り込む場面もありました。一方、価格は下に走ることなく揉み合う状況でした。売られすぎを示すRSIは、先週の22から上昇し33で推移しています。短期では売られ過ぎ傾向には変わらず、安値圏からの買い戻しも入りやすいと言えます。最安値をガンガン掘る状況にはないと想定されます。

価格は短期移動平均線の14EMA(290.1万円)を下回り弱気示唆です。長期移動平均線の53EMA(353.8万円)は下落しており、長期トレンドも弱気示唆です。一目均衡表の雲は先行スパン1(305.8万円)が先行スパン2(344.6万円)を下回り弱気示唆です。
Trending Signal
- 弱気バイアス・シグナル:価格が14EMAの下で推移
- 弱気バイアス・シグナル:Commodity Channel Index(CCI)がマイナス域で推移
- 強気バイアス・シグナル:Fisher Transformがプラス域で推移
- 弱気バイアス・シグナル:MACDがマイナス域で推移

Centered Oscillator Signal
- 弱気バイアス・シグナル : CCI(-56)はマイナス域で推移しており弱気示唆です。
- 強気バイアス・シグナル : Fisher(0.3)はプラス域で推移しており強気示唆です。Trigger(0.9)を下回り、買いシグナルは出ていません。
- 弱気バイアス・シグナル : MACD(-255133)はマイナス域で推移しており弱気示唆です。Signal(-280669)を上回り、売りシグナルは出ていません。