今年はやはり犬コインの年か?DOGEに続きSHIB価格が300%以上高騰

今年に入り柴犬をモチーフに作られたコイン「ドージコイン(DOGE)」の価格が大幅に上昇し話題になったが、今度は「シバイヌ(SHIB)」の価格が急騰している。SHIBはDOGEのミームコインとして2020年8月に作られた。コインのロゴもイヌのキャラクターが採用されている。

SHIBは9月に0.000006ドルほどで取引されていたが、10月に入り上昇トレンドが発生し相場が急騰した。10月7日には一時0.000033ドルまで価格が上昇し、間近1ヶ月の上昇率は300%を超えた。
SHIBの急騰の主な要因として挙げられているのが、イーロン・マスク氏のツイートだ。マスク氏はビットコインをはじめ暗号資産(仮想通貨)にポジティブな人物として知られており、度々関連ツイートを行っている。DOGEのように流動性が低いコインは、マスク氏のツイートに価格が反応する場面もあった。
イーロン氏は9月に柴犬の子犬を飼い始めたことがわかっており、ソーシャル上では犬に関連するコイン価格が上昇するのではと話題だった。
10月4日にマスク氏はテスラに乗った子犬の写真をツイッターに投稿している。このツイートとSHIBが急騰し始めたタイミングはほぼ同時だった。
仮想通貨市場ではソーシャル上で話題になり注目されることでコインの価格が上昇することがよくある。機能面よりコインを運営する側のマーケティングが市場では評価されることもある。マスク氏のツイートはかなりランダムだが、特定のコインに対して意図しないマーケティング効果を生み出していると考えられる。SHIBは仮想通貨ランキングで11位まで上昇しており、時価総額は犬コインの本家DOGEの約半分となっている。