クリプト市場は大荒れの様子、ビットコインはレンジ下限に到達
2月2日の日足チャート
- ビットコインの日足終値は移動平均線(14EMA)を下回り、短期トレンドは弱気を示唆し、オシレーターは足元で下落し、モメンタムの低下が示唆されています。
- 昨日のビットコインは2.7%下落し、終値は1523万円でした。週末は市場全体が売られる動きとなり、珍しく大きな変動となりました。本日に入っても売りが止まらず、価格は1500万円を割り込んだ水準で推移。日足は移動平均線など全てのテクニカルインジケーターの下位で取引されています。
- オシレーター系インジケーターは、短期で下落傾向です。CCIは-129で推移。Fisherは本日からマイナス圏に突入しています。長期オシレーターのMACDも本日からマイナスとなっています。
- ボラティリティ指数のADX(22)は20を上回り、弱気トレンドの発生を示唆しています。
- 相場が週末に下げたため、先週の週足は5.0%の下落となりました。先週は1600万円台を回復しましたが、結果として絶好の戻り売りポイントとなりました。足元の下落によりテクニカルはかなり弱気に傾きました。ビットコインは11月後半からのレンジ下限である1450万円近辺で取引されていますが、アルトコイン市場はかなり下落し、ややパニック売りの状況となっています。市場はやや過剰に売られている感じも出ており、ビットコインがレンジ下限で下げ止まるか注目です。ビットコインはまだ長期チャートが完全に崩れた訳ではなく、レンジ下限に到達したことで一旦の買い戻しも予想されます。
- 価格は14EMA(1585万円)を下回り弱気示唆です。53EMA(1535万円)は下落しており、長期トレンドも弱気です。一目均衡表の雲は先行スパン1(1572万円)が先行スパン2(1533万円)を下回り弱気示唆です。
Trending Signal
- 弱気バイアス・シグナル:価格が14EMAの下で推移
- 弱気バイアス・シグナル:Commodity Channel Index(CCI)がマイナス圏で推移
- 弱気バイアス・シグナル:Fisher Transformがマイナス圏で推移
- 強気バイアス・シグナル:MACDがプラス圏で推移
Centered Oscillator Signal
- 弱気バイアス・シグナル : CCI(-129)はマイナス圏で推移しており弱気示唆です。
- 弱気バイアス・シグナル : Fisher(-0.03)はマイナス圏で推移しており弱気示唆です。遅行線のTrigger(0.3)を下回り、売りシグナルが出ています。
- 強気バイアス・シグナル : MACD(84537)はプラス圏で推移しており強気示唆です。遅行線のSignal(194023)を下回り、買いシグナルは出ていません。