下げ渋ったビットコイン 相互関税控え戻りは限定的か

3月31日のビットコイン(BTC)円は1233万9486円から取引が始まった。週末の米国市場のリスクオフがアジアの株式市場へ波及したことで、BTCも東京時間は売り優勢で取引を開始し、1215万円まで下落した。その後は下げ渋るも上値は重く、欧州時間に入っても方向感に欠ける展開が続いた。一方、この日の米国株式市場では値頃感から押し目買いが入り、BTCも連れ高を演じ1260万円周辺まで反発した。ただ、これによりシカゴマーカンタイル取引所(CME)のBTC先物が窓埋めを達成すると、相場は失速。米国市場引け後には若干の利食いが入り、終値は1239万6761円とほぼ変わらずとなった。


BTCは本日も上値の重い展開が続くとみている。米国株相場は安値から大幅に買い戻された一方、BTCは先物の窓埋め達成で売りが入っているところに鑑みると、BTC相場の上値抵抗圧力は強いと言え、本日も戻り高値は限定されよう。また、本日は米ISMの製造業PMIやJOLTs求人件数の発表も控えており、米景気減速のサインには引き続き注意しておきたい。明日にはトランプ米政権による相互関税の発表も控えており、本日は警戒感から様子見ムードが広がりやすいだろう。そうなれば、米国株相場の戻りが続く公算は低いと言え、本日はBTC相場の追い風となる材料に乏しいか。


