BTCは相場もハッシュレートも急落 米株も軟化し3ヵ月ぶり安値に
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24日のビットコイン(BTC)円は1439万0081円から取引が始まった。21日に1500万円まで戻した相場だったが、海外取引所における巨額ハッキングにより1420万円まで急落を演じ、週末は1440万円周辺での揉み合いとなった。週明けには水準をやや下げ、東京時間は1430万円を挟み込み小動きとなったが、米国時間に米株が急落を演じるとBTCも連れ安となり1400万円近辺まで下落した。今朝方、ドル建てBTC相場が9万4000ドルを割り込むと、ロングの投げを伴って売りが加速し、相場はおよそ3ヵ月ぶり安値となる1370万円まで一段安を演じた。終値は若干水準を戻し、1372万2097円となった。
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本日のBTC円は一旦揺り戻しとなるか。海外取引所でのハッキングで軟化した暗号資産(仮想通貨)市場だが、BTCドルはボリンジャーバンドの-3σを下抜けており、足元、売りの過熱感が確認される。ただ、28日のエヌビディア決算を控えた米株式市場の警戒感や、ビットコインハッシュレートの急落によるマイナーの売りやカピチュレーション懸念もあり、短期的には過熱感解消後に突込み売りが発生する可能性も指摘される。テクニカル的にもBTCは下降トレンドの始まりが示唆されており、押し目買いを狙うにはもう少しアク抜け感がでるのを待つのが良策か。
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bitbank Report 2025/02/25:BTCは相場もハッシュレートも急落 米株も軟化し3ヵ月ぶり安値に