海外クリスマス休場も底堅いBTC 10万ドルに再び肉薄
25日のビットコイン(BTC)円は1550.9万円から取引が始まった。東京時間は前日からの上げが一巡し、序盤には1540万円を割る場面もあったが、その後は底堅く推移し、1545万円周辺で小幅な揉み合いに転じた。この日は独英米の市場がクリスマスの祝日により休場となったことで、普段では海外勢が参入しボラティリティが上昇し始める午後5時を通過しても、BTCは動意に欠ける展開が続いた。ただ、売材料にも乏しい中、相場はジリ高に推移。米国時間終盤には1560万円にタッチした。今朝方には一時1550万円を僅かに下回る場面もあったが、その後は切り返し1565万円にタッチし、ドル建てでは大台の100,000ドルに肉薄。終値は1561.8万円となった。
週末にBTCドルが下抜けた上昇チャネルの下限に下から近づいたことで、昨日は利益確定売りを警戒していたが、相場は同チャネル下限を挟み込むようにジリ高に推移した。依然として100,000ドルやその周辺を走る25日移動平均線とボリンジャーバンドのセンターラインの上抜けには至っていないが、祝日明けの米株式市場でアノマリー通りにサンタクロースラリーが再開すれば、BTCは再び100,000ドルに乗せる可能性もあるだろう。クリスマスを通過して商いは一層細ると指摘されることから、相場の大きな動きはあまり期待できないが、本日のBTCの地合いは引き続き小締まるか。