マスターカードがNFT市場に参入、コインベースとタッグ

決済大手のマスターカードは、米暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベースとの新たなパートナーシップを発表した。これにより今後コインベースからリリースされるマーケットプレースでNFTを購入する際、マスターカードを利用することができるようになる。
通常NFTを購入するには、仮想通貨のウォレットを用意し、支払うためのトークンを入手する必要がある。その上で、マーケットプレースでNFTを購入する流れになる。マスターカードはこの一連の流れを簡素化するためにコインベースと組んだ。
マスターカードはブログ内で以下のように言及している。
「デジタル・アイテムの購入は、Tシャツやコーヒーを購入するのと同じくらいシンプルであるべきだ。クリックするだけだ。それだけで購入できるようにする。」
コインベースのマーケットプレースの詳細なリリース時期は明らかになっていないが、現在はウェイトリストを受け付けている状態だ。ウエイトリストの登録者の数はすでに100万ユーザーを超えている。
NFTは日を追うごとに市場規模が拡大しており、2021年の第3四半期は取引量が107億ドルを記録した。第4四半期には取引量を119億ドルに伸ばし好調な市場環境を維持してしてる。