仮想通貨は儲かる?価格変動の仕組みや初心者が失敗しないためのコツを解説!

ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産(以下仮想通貨)は儲かる可能性のある投資対象として、世界中から注目を集めています。
とはいえ、「投資で失敗して損失を出すのが怖い」と考えて、一歩目を踏み出せていない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、仮想通貨で利益を得る方法や仕組みに関して、以下の項目を解説しています。
【この記事を読むとわかること】
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仮想通貨で利益が獲得できるか不安な方は、最後までご覧ください。
「仮想通貨は儲かる」と言われている理由
まずは、「仮想通貨は儲かる」と言われている以下3つの理由を紹介します。
- 価格の変動率が大きい
- いつでも取引できる
- 通貨の種類が多い
価格の変動率が大きい
仮想通貨は株式や債券などの投資商品に比べて価格の変動率(ボラティリティ)が高く、短期間で価格が上昇するケースもあります。
たとえば、2020年12月に約300万円だったビットコインは、2021年1月には400万円近くまで価格が上昇しました。
短期間で利益を狙いやすい反面、下落時には損失も拡大しやすいため、リスク管理を常に意識する必要があります。
リスクを適切に管理しつつ、仮想通貨のボラティリティの高さを利用して、仮想通貨で利益を得ましょう。
いつでも取引できる
仮想通貨の取引は24時間365日開場しており、夜間や休日にも売買が可能です。株式市場のように特定の取引時間が定められていないので、日中に忙しい方でも都合の良いタイミングで取引を行えます。
その反面、24時間価格が変動しているため、急変動のタイミングを察知するために、情報収集は怠らないことが大切です。取引のチャンスを逃さないために、こまめな相場チェックを意識しましょう。
仮想通貨の取引時間について詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/bitbankpulus-column-whentotrade
通貨の種類が多い
仮想通貨にはビットコイン以外にも、アルトコインと呼ばれる多彩な通貨が存在します。
仮想通貨の種類は、「世の中に数万種類存在する」と言われるほど豊富で、リスク許容度や投資スタイルに合った通貨を見つけやすいメリットがあります。
しかし、数万種類の中から自分に合った仮想通貨を選ぶことは、容易ではありません。
自分の投資スタイルに合った仮想通貨をお探しの方は、以下の記事を参考にしてください。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/bitbankplus-column-kinds-of-crypto
【検証】ビットコインを10年前に1万円買っていたらどのくらい儲かった?

以下の条件で、ビットコインを10万円で購入した際の価格をシミュレーションしてみましょう。
- 1ドル=150円(為替の変動は無視)
- 10年前の2015年1月に10万円で一括投資(1BTC=約3.5万円)
- 2025年1月現在まで売らずに保有(1BTC=約1,470万円)
上記の条件で計算すると、10年前の10万円は、2025年1月に約4,200万円となります。
今回はビットコインを例にあげていますが、他の仮想通貨も同じように、価格は上昇する可能性があります。
仮想通貨投資を始めてみたい方は、以下の記事も参考にしてください。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/kyokasho-start
【儲けるために理解必須】仮想通貨の価格が変動する主な仕組み
ここでは、仮想通貨で利益をあげるために必須となる、価格変動の仕組みを解説します。
- 需給バランス
- 著名人の発言
- 国の規制
- 世界の経済状況
- 通貨のアップデート
需給バランス
仮想通貨の価格は、基本的に買い手と売り手の需要と供給で変動します。需要が増加すると価格は上昇し、供給が増加すると価格は下落するというシンプルな仕組みです。
通貨の需要 | 通貨価格 |
増加(需要>供給) | 上昇 |
減少(供給>需要) | 下落 |
注目度の高い仮想通貨やプロジェクト※は取引量が増えやすく、短期間で価格が上がる傾向も見られます。
※ブロックチェーン技術を基盤として新しいトークンやプラットフォームを開発・運用する取り組みのこと
しかし、売りが急増すると急落する可能性もあるため、相場の流れを読みながらリスク管理を行うことが重要です。
著名人の発言
仮想通貨は有名投資家や企業経営者など、影響力のある人物の発言で相場が動くこともあります。ポジティブなメッセージが出ると価格が上がりやすく、批判的な内容だと一気に下落する可能性があります。
たとえば2021年3月、イーロンマスクがテスラの電気自動車の購入手段としてビットコインを受け入れると発表した際、ビットコインの価格は急騰しました。
各仮想通貨の動向に素早く対応するためにも、著名人の発言はこまめにチェックしておきましょう。
国の規制
各国の金融当局や政府による仮想通貨への規制方針は、価格に影響を与えるため、定期的にチェックしましょう。
たとえば、取引を厳しく制限する動きがあれば、投資家が警戒して売り注文を増やし、相場が下落する可能性もあります。一方で、税制優遇のように取引を促進させる好材料が登場すると、新たな資金が流入し、価格を押し上げることもあります。
ニュースや法改正の情報はこまめに追いかけましょう。
世界の経済状況
世界的な不況や金融市場の混乱は、仮想通貨の価格に影響を及ぼす場合があります。
たとえば、株式や為替が不安定なときに、リスク回避の動きとして仮想通貨に資金が流れ、価格が上昇することもあれば、リスク資産とみなされて下落するケースもあります。
経済指標や中央銀行の金融政策など、仮想通貨以外の動向にも目を配り、市場全体の流れを把握することが大切です。
通貨のアップグレード
一部の仮想通貨は、セキュリティや処理速度を改善するためにアップグレードを行うことがあります。2022年9月には、イーサリアムのアップグレード「The Merge」が成功したことで、一時的に価格が上昇しました。
イーサリアムのようにアップグレードが成功すると、価格は上昇することがあります。しかし、エラーや不具合が見つかった場合は、価格の下落要因になる可能性もあるため注意しましょう。
仮想通貨のアップグレードは重要なイベントなので、スケジュールや内容などを日頃からチェックしましょう。
仮想通貨で儲けるための投資手法
仮想通貨で収益を得る方法には、主に以下5つの投資手法があります。ここでは、各投資手法について詳しく解説します。
- 長期投資
- 短期トレード
- ステーキング・レンディング
- マイニング
- NFTやDeFiなどの新技術
長期投資
長期投資は、仮想通貨を数年間保有し、その間の価格上昇を狙う手法です。短期的な値動きに左右されにくいことがメリットで、毎日相場を見る時間が取れない方にも向いています。
ビットコインやイーサリアムのように、実用性やブランド力がある通貨を中心に買い増し、数年後の成長を見込むスタイルが一般的です。
ただし、長期間資金が固定されてしまうので、生活に影響が出ない範囲で投資することが大切です。
短期トレード
短期トレードは数日から数週間、あるいは数時間単位で売買を行い、値上がり益を狙う手法です。
値動きの幅が広い仮想通貨であれば、わずかな変動でも利益を得られる可能性があります。
しかし、頻繁に取引する分、取引手数料がかさみやすく、急な相場変動で思わぬ損失を被るリスクもあります。多種多様な分析手法を活用し、損切りラインを明確に設定してリスクを抑えましょう。
なお、短期トレードは一回の取引利益が少ない傾向にあるため、大きな利益を狙いたい方は、レバレッジの活用も検討してみましょう。
レバレッジについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/bitbankplus-column-leverage-trading
ステーキング・レンディング
ステーキングは、保有する仮想通貨でブロックチェーンの運営に協力し、その対価として報酬を得る方法です。レンディングは、仮想通貨を他の利用者に貸し付け、利息をもらうための仕組みです。
どちらの方法も対価報酬であるため、通常の投資と比べて安定した収益を見込めますが、ネットワーク障害や借り手の信用リスクなど、多様な問題が存在します。
当然元本割れの可能性もあるため、投資先やサービスは調査し、慎重に選びましょう。
レンディングについては以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/bitbunkplus-column-cryptolending
マイニング
マイニングは、仮想通貨の取引検証や新しいコインの生成に参加して報酬を得る方法です。専用のマシンや電力コストが必要になるため、個人での参入は難易度が上がりつつあります。
しかし、電力料金が安い地域や、大規模な設備を整えられる環境であれば、報酬とコインの値上がりが相まって利益を得るチャンスがあります。
取引難易度が高く、個人が手を出しにくい一方で、通常の投資よりも得られる利益が大きくなる可能性のある手法です。
NFTやDeFiなどの新技術
NFT(非代替性トークン)やDeFi(分散型金融)は、ブロックチェーンを応用した新しい技術として注目されています。
NFTはデジタルアートやゲーム内資産などの唯一性の証明、DeFiは銀行を介さずに融資や取引を行えることが特徴です。
とくに、NFTは高値で取引されることがあり、個人で作成したイラストやゲーム内のレアアイテムをNFTとして売買し、利益を獲得している方もいます。
これらの技術を支えているのは、イーサリアムやソラナなどの仮想通貨です。NFTやDeFiなどが伸びれば、関連性の強い仮想通貨として、価格は上昇する可能性があります。
一方で、技術自体が発展途上ゆえに、詐欺リスクも当然存在するため、余裕資金(生活に影響が出ない範囲の資金)内で投資を行いましょう。
仮想通貨で儲けるために意識したい項目
最後に、仮想通貨投資でうまくいくために意識すべき項目を解説します。
- 最新情報をチェックする
- 少額から始める
- ビットコインやイーサリアムなど取引量の多い通貨から始める
- 詐欺プロジェクトに注意する
- 信頼度の高い取引所を選ぶ
最新情報をチェックする
仮想通貨業界は変化が早く、新しいプロジェクトやサービスが次々と登場します。
価格や需要に影響を与えるニュースや技術アップデートが予告なく発表されることも多いため、SNSや専門サイトなどを通じて、最新情報を常に追うことが大切です。
情報を早めにつかむことで、投資判断のスピードや正確性も高まります。こまめなリサーチが成果につながるポイントといえるでしょう。
少額から始める
仮想通貨は価格変動が激しいため、いきなり多額の資金を投じると、想定外の下落で大きな損失を抱える恐れがあります。
まずは少額で市場の動きを確かめ、売買の流れや値動きの特徴を把握してから、余裕資金の範囲で追加投資を検討するとよいでしょう。
最初の一歩を小さく始めることで、心理的なプレッシャーも少なく、冷静な投資判断が行いやすくなります。
ビットコインやイーサリアムなど取引量の多い通貨から始める
初心者の方は、ビットコインやイーサリアムなど取引量が多い通貨からスタートするのがおすすめです。
取引量が多い通貨は、流動性が高く値動きも比較的安定しやすいため、売買のタイミングをつかみやすいためです。一方で取引量の少ない通貨は、売買が成立しにくく、短期間で価格が大きく減少する傾向にあるため、投資初心者の方には不向きといえます。
主要通貨を通じて相場感に慣れてから、興味のある仮想通貨やNFTなどに挑戦するとリスク管理もしやすくなります。
詐欺プロジェクトに注意する
仮想通貨ブームに便乗した詐欺プロジェクトが顧客から資金を集め、突然サイトを閉鎖するケースも報告されています。
「必ず儲かる」「高配当を保証」などの宣伝には慎重になるべきです。
投資を検討する際は、ホワイトペーパー(通貨の詳細が書かれた資料)や開発メンバーの実績、コミュニティの活発度などを確認し、うまい話に飛びつかない冷静さを持って判断しましょう。
信頼度の高い取引所を選ぶ
仮想通貨を売買する取引所は、セキュリティやサポート体制などが信頼できるところを選びましょう。
株式や債券と比べて仮想通貨は、オンライン管理が基本となっているため、その分ハッキングリスクが伴います。セキュリティに力を入れているのはもちろん、過去のハッキング履歴がない取引所を選ぶとよいでしょう。
また、金融庁の認可を受けている国内取引所(暗号資産取引所一覧)なら、トラブルやハッキング被害に遭うリスクを抑えやすくなります。信頼度の高い仮想通貨取引所を選び、安全な環境で投資を行いましょう。
仮想通貨は儲かる可能性のある投資対象!まずは口座を開設してみよう
仮想通貨は短期間で価格が急騰する場合もあれば、急落のリスクもあり、利益を狙うには正しい知識とリスク管理が重要です。
投資を始めるためには、まず仮想通貨取引所の口座が必要になります。投資初心者の方は、信頼できる取引所で口座を開設し、少額から売買を始めてみましょう。