OpenSeaのNFT取引量が100億ドルを突破、NFT人気を裏付ける

世界最大のNFTマーケットプレイスと知られるOpenSeaの総額取引額が初めて100億ドルを突破した。OpenSeaはNFTマーケットプレイスのパイオニア的存在で2017年12月にサービスを開始している。
NFTは今年に入り特に注目されるようになり急成長している暗号資産(仮想通貨)分野となった。アート市場に変革をもたらすと期待されており、新たなアートやアーティスト発掘の場としても注目されている。
NFTの最新データを配信するDappRadarによると、OpeanSeaで取引された間近30日間のNFTの平均価格は約1000ドルだった。取引単価が高いことが取引額100億ドルを突破する結果に繋がった。

OpenSeaでは高額取引されるアートも多く、CryptoPunksシリーズなどが特に人気を集めている。間近30日間ではOpenSea全体で40万ユーザーがアクティブに取引を行っていた。多くのNFT取引はイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で行われており、ETH需要も上がっている。ETHの価格は今週、過去最高値を更新し54万円を超えた。その他、NFT関連銘柄のトークン価格も上昇傾向にあり、市場の関心度も高い。
OpenSea以外では仮想通貨ゲームのAxie Infinityが伸びており、トレーダーの数は53万ユーザーに上る。トレーダーの数ではOpenSeaを上回る。取引の平均単価は130ドル程度となっておりOpenSeaに比べるとかなり安い。ゲーム系NFTよりアート系NFTの方が単価が高い傾向があるようだ。