コインベースの予測利益が引き上げられ今後の株価にも好影響を与えるとアナリストが予想

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベースは第三四半期の利益が大幅に伸びると予想されている。これにより株価も伸びてくることが期待されている。
ウォールストリートのヘッジファンドOppenheimerのアナリストによると、コインベースの第三四半期の取引量は最大18%伸び、利益は11%伸びると予想した。最近、ビットコイン価格が上下に動いたことでボラティリティが上昇したことが要因だ。
コインベースは今年4月にナスダックに上場している。初日は381ドルで取引が開始され一時400ドル超える場面があったが、引けにかけて売られ328ドルで取引を終えている。5月には210ドルにまで下落しており、上場直後は下落しやすいという傾向がコインベースにも見られた。
IPO直前は仮想通貨取引所としてアメリカの株式市場に上場する初めての企業として大きな注目を集めていた。一方、注目度の高さとは裏腹に株価の値動きは冴えない状態が続いていた。9月も株価は軟調で12%ほど下落している。現在、コインベースは250ドルで取引されており5月以降の安値を死守している。
Oppenheimerは第三四半期の利益の伸びにより株価は上昇すると予想しており、コインベースの株価予想を444ドルに引き上げている。その他のファンドも株価予想を引き上げており今後の株価の動きに注目だ。
コインベースは8月に入り日本でも取引サービスの提供を開始しており話題を呼んでいる。最近ではコインベースユーザーの6000人がフィッシング詐欺に遭い資産を失ったとの悪いニュースも流れている。一方、取引所ビジネスは好調を維持しておりスポット取引量ではBinanceに次ぐ世界2位にランクインしており間近24時間で89億ドルを記録している。