柴犬コインの弟分SHIBが時価総額トップ10入り、暗号資産長者を生み出す

現在、暗号資産(仮想通貨)市場で最も勢いがあるのは日本の柴犬をモチーフにしたShiba Inu(SHIB)だ。今週水曜日の価格上昇率は70%を超え暗号資産市場ランキングでもトップ10入りした。

一時は犬系コインの本家DOGEを抜き上位にランクインした。現在は価格高騰の反動から利益確定売りが発生し順位を下げている。間近24時間の取引量ではステーブルコインを除けばビットコインに次ぐ出来高があり380億ドルを記録している。
仮想通貨市場では短期間で一攫千金を狙える価格推移が魅力の一つだが、市場の成熟と共に2017年以降は上位コインの入れ替わりが少なく大きな変動が減っていた。近年ではSHIBの価格高騰は稀なケースと言える。
SHIBは間近1ヶ月で1000倍を超える上昇率を記録している。週足では4週連続の陽線を記録中で木曜日までで約90%上昇している。
買われている要因としてSHIBが多くの取引所へ上場したことが挙げられている。米最大手取引所のコインベースには9月に上場している。アメリカではDOGEも人気が高く、一部の購買層がSHIBに流れた。またSHIBをモチーフにしたNFTも話題になり購入を後押したようだ。
昨年8月からSHIBを購入していたアカウントも見つかっており、購入額の3400ドルは現在10億ドルを超える評価額になっている。2021年になっても少額投資から仮想通貨長者になれる可能性は残っていたようだ。