週後半にかけて利確売りが発生、相場のトレンドは中立に向かっているか?

今週の値動き

- 今週のビットコインは3月11日の1016万円から取引が始まりました。今週も週始めから底堅い動きとなり、買いが優勢で相場が始まりました。水曜日には1070万円台から1020万円台まで押す場面がありましたが、即座に買い戻されました。木曜日には最高値となる1090万円まで上昇しましたが、高値を維持することができずに反落。本日もアメリカ時間に売られる展開となり、足元では短期で下落方向へ相場が動いています。1時間足も24時間移動平均線(24EMA)を下回っており、現在は1020万円近辺で取引されています。今後は24EMA近辺まで反発することが予想されますが、上値が重くなるようならトレンドの変化を意識した方が良いでしょう。
今週のデリバティブ市場
1.無期限先物取引の資金調達率
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ビットコインの資金調達率(FR)は、足元でプラスで推移しています。今週も価格が底堅く推移していることから、ロングポジションの比率が高いままです。今週始めには0.12%を記録しており、かなりロングポジションに偏っていたことがわかります。足元では相場の上値も重くなっており、デリバティブ市場のロングポジションの偏りが一因となっています。現座右のFRは0.04%程度で推移しています。
2.ロング・ショート清算
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- 今週のロングポジションとショートポジションの清算推移は、週始めに価格が1050万円に到達した際に1時間足で2000万ドルを超えるショートポジションの清算が発生しました。一方、相場は昨日から価格が下落し、ロングポジションの清算が最大で3000万ドル近く発生しました。24時間では8000万ドルの清算に上り、短期的な投機ポジションが狩られました。短期的には相場が上下に動き易く、ハイレバ取引は注意が必要です。
3.先物価格乖離(3ヶ月)
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- 3ヶ月先の先物価格と現物価格の乖離率は今週も拡大傾向にあります。昨日価格が下落した際は上乖離が21%まで下落しましたが、現在は23%台で推移しています。投機筋は3ヶ月先の価格上昇を見込んでおり、まだ買いが強い状況です。
4.未決済建玉推移
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- デリバティブ市場の未決建玉は昨日の下落時に大きく減少しました。大きなロングポジションが狩られた影響です。3月初旬と比べるとまだ同指標は高い水準です。価格の上昇時にはポジションが増やされる傾向があり、相場が押した際は下落幅が大きくなるリスクがあります。今後も同指標が増加するとボラティリティが上がり易くなるため注意です。
今週のオンチェーン
1.取引所保有のBTC推移
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- 取引所が保有するBTCの数量は足元で下落しており、ユーザーが取引所から現物を引き出す動きが見られます。今週も同指標は下落傾向にあり、取引所で売られる可能性がある現物は枯渇していると考えられます。今週の価格下落を見て、保有者が売りに出た際に同指標が上昇するようなら相場の上値に警戒をした方が良いでしょう。
まとめ
- 今週のビットコインは週始めに買われる展開となりましたが、週後半に利確売りに押される相場となりました。高値からは8%程度下落しました。デリバティブ市場では引き続きロングポジションに偏っており、下落した際は清算を伴った大きな値幅になる可能性があります。オンチェーンでは唯一強気なトレード材料となる、取引所保有BTCの減少が継続しました。今後、取引所保有BTCが増加するようなら高値に警戒です。これまで数週間は非常に強い相場でしたが、足元で値動きはやや弱含んでおり、短期的には相場の目線を中立に下げる必要があります。