アルトターンで支えられるBTC XRPのSWELLアノマリー進行中?

6日のビットコイン(BTC)対円は523.5万円で寄り付くと、東京時間は小幅揉み合いに概ね終始した。欧州時間に入ると、XRPがリップル社主催イベント「SWELL」を控えて急伸し、BTCも連れ高で527.8万円まで小高く推移した。一方、今週はパウエル議長を含め複数の米連邦準備理事会(FRB)高官の発言を控え米株式市場に様子見ムードが広がり、BTCも失速。さらにその後、金(ゴールド)に利益確定の売りが入り、BTCは上げ幅を縮小した。米市場引けにかけては米株が小締まる展開となったことでBTCも切り返し、終値ベースでは小幅に反発した。


10月のBTC相場上昇に追随してアルトコインにも資金が循環するアルトターンが起きているが、SWELLの前後でXRP相場が上昇して下落するアノマリーを考慮すれば、週後半にかけてBTC相場も軟化する可能性に注意したい。今年のSWELLは今月8日〜9日に開催される。今週はこの他、9日に明朝には米10年債入札、10日明朝には米30年債入札とパウエルFRB議長が参加する政策に関するパネルディスカッションも控えており、週後半までは手掛かり難でBTCは35,000ドル(≒525.3万円)周辺で方向感に欠ける展開が続くと指摘される。



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bitbank Report 2023/11/07:アルトターンで支えられるBTC XRPのSWELLアノマリー進行中?