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暗号資産(仮想通貨)用語集
暗号資産(仮想通貨)関連用語をわかりやすく解説
ウォレット
仮想通貨の世界におけるウォレットとは、一般的にビットコインなどをインターネットを介して受け取り、送ることができる電子ウォレットクライアントのことを言います。
ウォレットを使うと、割り勘や友人とのちょっとしたお金のやり取り、お店での支払いや海外通販、国外で暮らす家族への仕送りや、国外への寄付が簡単にできます。銀行の手数料やクレジットカードの為替手数料がかからず、数円程度の手数料だけで24時間365日いつでもすぐに送ることができます。最近はスマートフォンアプリがよく使われているようです。
次に、ウォレットの種類についてですが「利用者」と「事業者」の2つの視点で説明する必要があります。まず、利用者としては「ウェブウォレット」と「クライアントウォレット」の2つに大別できます。ウェブウォレットは取引所などのオンラインサービスを通じて利用できるウォレットで、実際にユーザーが秘密鍵を持つケースはあまりありません。これは銀行と同じような仕組みで、ユーザーから見れば自分で送り先を指定して送れているように見えますが、実際には事業者がリクエストを受け、それを処理しているに過ぎません。
しかし、クライアントウォレットでは自分自身が銀行になります。自分の残高を自分で管理し、自分だけで送ることができます。ウェブウォレットではサービスの提供が終わってしまうと使えなくなりますが、クライアントウォレットでは電子署名に必要な秘密鍵を紛失しない限り、どのスマートフォンやPCでも使うことができます。
また、事業者の視点では、サーバーから送金操作ができる「ホットウォレット」と、秘密鍵が分離して管理され送金操作ができない「コールドウォレット」の2つに大別できます。ホットウォレットは主に取引所などの事業会社で採用されている方法であり、リモートから送金をしたり、小額の送金を高頻度で行いたい場合に用いられます。コールドウォレットはその反対で、インターネットから完全に切り離された場所で秘密鍵を管理することで、不正アクセスによる仮想通貨の操作を防ぐ目的で用いられます。