アルトコインに連れ安のBTC 次に動き出す切っ掛けは?

4日のビットコイン(BTC)対円相場は前日比7,252円(- 0.61%)安の1,185,079円と小幅安。この日の相場は東京時間序盤に121万円台を一時回復するも、XRP、ビットコインキャッシュ(BCC)、ライトコイン(LTC)等、主要なアルトコイン相場が過熱感から押され、BTCも連れ安で概ねジリジリと値を安くする展開が続いた。NY序盤には対ドルで11,000ドル水準となる117.5万円付近で下げ止まり、金相場が上昇するのを眺めBTC相場もやや戻したが、やはりアルトコインの高値警戒感が意識されたか上値は限定的だった。

昨日はBTCに一歩遅れてアルトコインの反動局面が来た印象だが、XRPとイーサリアム(ETH)の2大アルトコインの対円相場は、RSIが引き続き「買われすぎ」水準とされる70%以上で推移しており、こうしたアルトコイン相場の過熱感が解消されるまでBTCも様子を伺う展開が続くか。しかし、昨日は金先物清算値が2000ドルに乗せ、リスク回避需要は根強い。加えて、株式市場では米追加経済対策を期待した動きも見られる。アルトコインの過熱感解消、金の買い一巡、米追加経済対策決定などがBTCが次に動き出す切っ掛けとなるか注目したい。





