ビットコイン俄かに続伸 二つの懸念材料こなし2.6万ドル回復

13日のビットコイン(BTC)対円は続伸し、先週7日ぶりに終値で26,000ドル水準(≒383万円)を回復した。想定外の急反発を演じ、一時は390万円付近まで上伸した前日のBTC円だったが、この日の東京時間は382万円周辺での揉み合いに終始した。ただ、欧州時間に入ると、テレグラムのTONウォレット統合によるTON相場の急伸や、コインベースによるライトニング・ネットワーク統合計画発表がBTCの支援となり、相場は387万円まで上げた。その後、相場は8月の米消費者物価指数(CPI)発表直後に振れる展開となるも、コア指数が前年同月比で前月から低下したことを好感し、再び390万円を窺う展開となった。しかし、本日未明には米デラウェア州破産裁判所がFTXに資産売却許可を下し、相場は一時385万円まで反落。足元では下げ幅をほぼ戻しているが、上げ渋る展開となっている。


第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成
本日のBTC相場は上値を試す展開となるか。米CPIは月次でガソリン価格が+10.6%と上昇ペースが急加速したが、年間のコアCPIが市場予想通りの鈍化となった他、月次でも市場予想とそれほど乖離しなかったことで、市場の金利見通しに変化はなかった。FTXの資産売却を巡っては、報道を機に相場は上値を重くしているが、週明けの市場の全面安で影響が薄れた格好か。本日のBTCは米CPI通過で安心感による相場の下支えが期待されることに加え、前月の大幅上昇の反動で伸びの鈍化が見込まれる8月の米小売売上高の発表を控えており、消費減速による物価上昇圧力後退観測が台頭すれば、続伸の余地があるだろう。目先では26,500ドル(≒389.9万円)が相場のレジスタンスとなっており、上抜けに成功すれば節目27,000ドル(≒397.2万円)がターゲットと見ている。



PDFリンク
bitbank Report 2023/09/14:ビットコイン俄かに続伸 二つの懸念材料こなし2.6万ドル回復