米上院のステーブルコイン規制法案に関係者「90%は合意に達している」
米上院のステーブルコイン規制法案(GENIUS法案)に関する交渉が最終段階に入り、関係者は「90%は合意に達している」と述べた。残る争点は、イーロン・マスクのような特別政府職員に対する倫理規定や、上場企業によるステーブルコイン発行基準に関するもの。法案には100%準備資産の保持義務や年間監査、外資発行体への制限などが盛り込まれている。民主党は倫理面やマネロン対策に懸念を持っていたが、代替案を含む新たな文案で交渉継続を条件にクロージャー採決に前向きな姿勢を見せている。ただし、5月15日の採決は見送られた。来週が法案可決の分水嶺となる見通し。