英財務大臣、暗号資産準備を保有する計画はないと明言
英財務省のエマ・レイノルズ経済担当大臣は、英国が米国のように国家レベルで暗号資産準備を保有する計画はないと明言し、「我々の市場には適さない」と述べた。一方で、米国とはデジタル資産に関する連携強化を進めており、高官レベルのワーキンググループを設置し、6月に規制協議を行う予定。英国はEUのMiCA制度を模倣せず、自国の金融規制枠内で「同じリスクには同じ規制」を原則とする方針を強調。分散型暗号資産、特にビットコインに対する規制の難しさも認めており、「政府が介入できる範囲には限界がある」と述べた。また、政府はDLTを活用した国債発行の可能性を検討中で、夏までに技術提供者を選定する見込み。