米下院金融サービス委員会、暗号資産規制法案「CLARITY法」の審議で混乱
米下院金融サービス委員会での公聴会にて、暗号資産規制法案「CLARITY法」の審議が行われたが、トランプ大統領の暗号資産関連事業への関与が争点となり審議が混乱した。一部民主党議員は、トランプが支援するWorld Liberty Financialや独自ステーブルコインの発行、メムコイン配布イベントなどの行為が利害相反に当たると指摘し、法案の正当性に疑義を呈した。共和党側はこれに反発し、民主党による政治的攻撃と非難。中立派のジム・ハイムズ議員も腐敗の懸念を理由に反対を表明し、法案には利益相反対策が必要だと主張した。法案はSECとCFTCの管轄整理や顧客資産の分別管理などを規定し、上院でも来週から市場構造法案の作業が始まる見込み。