RippleのCEO、SECへの対抗訴訟を正式に取り下げ
RippleのCEOブラッド・ガーリングハウスは6月27日、米証券取引委員会(SEC)との長年にわたる訴訟について「この章に終止符を打つ」と述べ、控訴(クロスアピール)を正式に取り下げたと発表した。2020年にSECがRippleを未登録証券の販売で13億ドルを調達したとして提訴して以降、訴訟は続いていた。裁判所は一部の販売を証券法違反と認定し、Rippleに1億2500万ドルの制裁金を科す判断を下していた。RippleとSECは和解に向けて罰金の再配分や差止命令の解除を求めていたが、前日にはトレス判事がそれを却下していた。ガーリングハウスは今後「価値のインターネット」の構築に集中すると強調した。