Ledger、Nano Sハードウェアウォレットのソフトウェアサポートを段階的に終了すると発表
Ledgerは、Nano Sハードウェアウォレットのソフトウェアサポートを段階的に終了すると発表した。CTOのギヨメ氏によれば、同機種はメモリ容量が320KBと小さく、新たなセキュリティ機能や複数アプリ同時実行機能に対応できないため、最新のアプリやプロトコルとの互換性が限界に達している。Nano Sは2022年に正式に販売終了となっていたが、基本機能の利用は引き続き可能であり、秘密鍵は他のLedger機種やBIP-39対応ウォレットに移行可能。LedgerはNano S Plusなどの新モデルへの移行を推奨している。今回の決定には一部で反発もあるが、老朽化したハードウェアのサポート終了は一般的な対応とする意見もある。