短期投資家は強気姿勢崩さず、デリバティブ市場では大きめのロング清算発生

今週の値動き

- 今週のビットコインは8月25日の1673万円から取引が始まりました。週の前半は先週の上値が重い状態が続き売られる展開となりました。火曜日には1600万円近辺まで売り込まれる動きがありました。一方、安値からは底堅い動きが戻り、安値を更新する展開が止まりました。価格は木曜日に始値近辺の1670万円台まで上昇しましたが、レジスタンスに阻まれ上値が重くなりました。現在は1640万円台で推移し、24時間移動平均線(24EMA)を下回っています。現在の安値を切り上げるトレンドラインを維持できるか、今後の相場で注目です。
今週のデリバティブ市場
1.無期限先物取引の資金調達率
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ビットコインの無期限先物取引における資金調達率(FR)は、足元でプラスで推移しています。一方、FRは0.01%を下回っており、過熱感はみられない状態です。ロングポジションに偏っている様子はみられず、ほぼニュートラルなポジションが取られています。
2.ロング・ショート清算推移
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- 今週は下落方向への動きが大きくなり、ロングポジションで清算が目立ちました。25日にはデイリーで1.8億ドルのロングポジションの清算があり、ここ3ヶ月間では2番目の高さとなりました。大きめの清算が発生したことで、ポジション調整が進んだ可能性があります。
3.3ヶ月先の先物価格乖離率
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- 3ヶ月先の先物取引価格と現物価格の乖離率は8%程度で推移しています。今週はほぼ横ばいとなりましたが、2週間前には10%を記録する動きもありました。ここ3ヶ月間で見ると10%から5%のレンジで推移しており、現在はこの中間で推移していることになります。先物市場では大きな動きはみられない1週間でした。
今週のオンチェーン
1.取引所保有のBTC推移
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- 取引所が保有するBTCの数量は足元で大きく下落する動きがみられます。大きな買いが入った可能性を示唆しています。下落傾向がみられる間は、買い需要の底堅さを示しています。この傾向が続けば相場が大きく崩れることはあまり想定しなくてもいいでしょう。
2.短期投資家ポジション変化
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- 同指標は、155日以内の短期で保有されているビットコインの数量になります。足元では上昇傾向が続いており、短期的な投資家がポジションを増加していることを示唆しています。一方、相場は短期で下落傾向にあり短期投資家の中には含み損を抱えているポジションも多くあるでしょう。相場が上昇した際は短期投資家からの売りも想定されます。
まとめ
- 今週のビットコインも上値が重い展開となり、3週連続でマイナスとなる可能性が高いです。足元では安値を切り上げる動きもあり、1600万円近辺の安値が短期的な底になるか注目です。デリバティブ市場では、大きなロングポジションの清算が入り、ポジション調整が進みました。ロングポジションの比率は高い状態にはなく、過熱感はみられません。オンチェーンデータでは買い需要が継続しており、相場の下落とは裏腹に投資家は強気姿勢を崩していません。来週は、ここ3週間続いた安値の更新が止まれば、上値を追う流れも出てくるでしょう。