11月29日のビットコインの日足終値は移動平均線を下回り弱気トレンドを示唆し、全てのオシレーターがマイナス域で推移しておりこれをコンファームしています。
昨日のビットコインは1.0%上昇し3日連続の陽線を記録しました。週始めの月曜日は底堅い値動きとなりました。終値は658.9万円でした。
オシレーターのCCIは−50でした。Fisherはマイナス域で上昇しています。MACDはマイナス域での推移が続いています。
ADX（23）は下落しており相場の方向感が弱いことを示唆しています。
昨日のビットコインは週末の流れを引き継ぎ買われました。先週金曜日に大きく下落した反動で現在は上昇しています。
オシレーターは短期で上昇しモメンタムが改善しています。短期オシレーターのFisherは昨日ゴールデンクロスが発生しました。一方、オシレーターは全てマイナス域での推移が続いていおりテクカルはまだ弱気を示唆しています。
昨日、月曜日に上昇したことで相場の方向感はさらに弱くなりました。ADXはさらに下落しこのままだと20を下回ることが予想されます。チャートストラクチャーは高値を切り下げる形になっていますが、なかなか下げきらない相場となりました。
先週金曜の強い売りから下落トレンドが明確化すると思われた相場は、現在持ち直しトレンドがかき消されました。間近の目線はレンジ相場に移行する必要がありそうです。690万円から610万円のレンジ限に近づいた時は逆張りを狙っていきたいところです。
昨日のビットコイン（BTC）の日足終値は、前日から1.07%上昇した658.9万円でした。価格は14EMA（663.6万円）を下回り弱気示唆です。53EMA（661.7万円）は下落中で長期トレンドも弱気です。一目均衡表の雲は先行スパン1（669.0万円）が先行スパン2（691.5万円）を下回り弱気示唆です。
Trending Signal
・弱気バイアス・シグナル：価格が14EMAの下で推移
・弱気バイアス・シグナル：Commodity Channel Index（CCI）がマイナス域で推移
・弱気バイアス・シグナル：Fisher Transformがマイナス域で推移
・弱気バイアス・シグナル：MACDがマイナス域で推移
Centered Oscillator Signal
弱気バイアス・シグナル : CCI（-50）はマイナス域で推移しており弱気示唆です。
弱気バイアス・シグナル : Fisher（-1.3）はマイナス域で推移しており弱気示唆です。Trigger（-1.7）を上回り売りシグナルは出ていません。
弱気バイアス・シグナル : MACD（-143219）はマイナス域で推移しており弱気示唆です。Signal（-91052）を下回り売りシグナルが出ています。
この記事の著者
マーケット・アナリスト
真田 雅幸
米国の大学で経済学を専攻しお金の流れについて興味を持つ。在学中にビットコインに興味を持ち、bitbankのメディアで寄稿を行う。2015年頃からビットコインのトレードを始め、デリバティブ情報も分析しながらトレードを行う。
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