米株続伸もBTCは失速 出戻り局面で後回しにされる

25日のビットコイン(BTC)円は1384万6923円から取引が始まった。東京時間のこの日の相場は、前日の上昇から失速すると、終盤にかけてやれやれ売りが入り1360万円まで下落した。この日発表された一連の米経済指標では、雇用、消費やインフレの減速が示されたが、米国時間序盤のBTCは1350万円周辺まで下落した。ただ、FRBによる12月の利下げ期待が強まるなか、米国株相場の上昇がBTCの下支えとなり、米国時間は1300万円台中盤を維持しつつ揉み合いに転じた。引け後も底堅い推移が続き、終値は1366万4314円となった。


米NY連銀ウィリアムズ総裁の発言を切っ掛けに、米国株市場では先週のリスクオフムードが180度反転しており、ナスダックは20日に出現した大陰線の下げ幅を取り戻すほどの反発を繰り広げている。その一方、BTCは9万ドル(≒1407万円)トライとはならず、底堅くも弱々しい戻りとなっている。現物ビットコインETFへの資金フローも直近4営業日では純流入と純流出が日々入れ替わる形となっており、ボラティリティの高いBTCは後回しにされている格好と言えよう。とは言え、延期されていた指標が出てきたことで、FRBによる来月の利下げが再び現実味を帯びるなか、これ以上に状況を悲観する必要もないと見ている。また、昨日は米テキサス州が1000万ドル(≒15.6億円)分のビットコインETFを20日に購入したという発表もあり、市場のセンチメントは徐々にではあるが上向いていく可能性が指摘される。












.jpg&w=3840&q=70)

.jpg&w=3840&q=70)
