BTC反発も上げ幅は限定的 米債利回り曲線フラット化で上値圧迫

28日のビットコイン(BTC)円は1640万4474円から取引が始まった。朝方のエヌビディアの決算後の急落をこなし、東京時間は米株先物の反発に連れてBTCも戻りを試し、終盤には1670万円を回復した。一方、欧州勢参入後の相場は上げ渋ると、米国時間からは弱含みに推移し、終盤には1650万円周辺まで押した。この日の米国市場では、一連の米経済指標の結果を受けて景気後退観測が和らぎ、主要株価指数が上昇したが、主要アルトコインの利食いや、米10年債金利の低下による利回り曲線のフラット化が相場の重石となった。引け後にはやや水準を戻し、終値は1656万4999円となった。


戻りを試したBTCだったが、ドル建てでは11万3000ドル(≒1659万円)台の定着に失敗した。四半期次の米経済指標では、GDPが上方修正、個人消費支出(PCE)は下方修正となったが、米2年債に利食いが入った一方、10年債は堅調な推移が続き、BTCの上値は圧迫された。本日は7月の米PCEデフレーターを控えており、引き続き米金利の動向には注意したい。尤も、今月は7月の卸売物価指数(PPI)が強めに出たことから、ある程度の上振れはサプライズとならないか。9月のFOMCの手掛かりとしては来週の雇用統計の方が重要とも言え、BTCは本日も小動きが続くとみている。



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bitbank Report 2025/08/29:BTC反発も上げ幅は限定的 米債利回り曲線フラット化で上値圧迫