【2024年最新】仮想通貨のエアドロップを利用する機会はある?特徴を詳しく解説
仮想通貨におけるエアドロップとは、あらかじめ提示された条件をクリアすると、仮想通貨を無料でもらえるイベントです。
無料で仮想通貨を得られるお得なイベントであるため、興味がある方も多いと思います。
本記事では、仮想通貨のエアドロップの特徴や参加方法、最新情報などを紹介しています。
【この記事を読んでわかること】
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エアドロップを利用して無料で仮想通貨を獲得したい方は、ぜひ参考にしてください。
仮想通貨取引におけるエアドロップの仕組み
仮想通貨におけるエアドロップとは、取引所や通貨の発行体が保有する仮想通貨を無料で配布するイベントです。主催者の認知度向上や、ユーザー獲得を目的に行われます。
エアドロップの参加者は特定の条件を満たすと、仮想通貨を無料で受け取れる仕組みです。条件はプロジェクトによって異なり「特定の仮想通貨を保有している」や「SNSでプロジェクトについて投稿する」などがあります。
配布された仮想通貨の種類によっては、将来大幅な価値の上昇が期待できます。
仮想通貨エアドロップのメリット
まずは、仮想通貨におけるエアドロップのメリットから確認しましょう。
- 無料で仮想通貨をもらえる
- 通貨の値上がりが期待できる
- 将来有望なプロジェクトを発見できる
無料で仮想通貨をもらえる
エアドロップは、無料で仮想通貨を獲得できることが人気の理由です。
仮想通貨を手に入れるためには、同じ価値の日本円もしくは別の仮想通貨が必要です。
エアドロップなら無料で仮想通貨を手に入れられるため、コストをかける必要がありません。
また、将来的に価値が下落したとしても無料で受け取っただけなので、投資家側の損失はほとんどありません。
通貨の値上がりが期待できる
エアドロップ経由で手に入れた仮想通貨は、将来的に値上がりする可能性があります。将来有望な通貨を早い段階で獲得すると、想像以上の利益を得られるからです。
また、仮に値上がりしなかったとしても仕入原価は「ゼロ」であるため、損失リスクがほとんどありません。
通貨の値上がりを狙っている方は、成功する可能性があるプロジェクトのリサーチを実施しましょう。
将来有望なプロジェクトを発見できる
エアドロップは、将来有望なプロジェクトを発見するチャンスでもあります。
エアドロップを実施するプロジェクトには、認知度獲得を目指すスタートアップ企業なども含まれます。そのため、世の中に登場していない革新的な技術やアイデアを取り入れたプロジェクトの場合、大幅な値上がりに期待できるのです。
また、有望なプロジェクトをいち早く知ると、他の投資家よりも有利なポジションを取りやすくなります。気になるプロジェクトには積極的に応募してみましょう。
仮想通貨エアドロップのデメリット
無料で仮想通貨を受け取れるエアドロップには、以下のデメリットも存在します。
トラブルに巻き込まれないためにも、仮想通貨を獲得する前に確認しておきましょう。
- 利益を得られない可能性がある
- 仮想通貨のエアドロップには税金がかかる
- 詐欺にあう可能性がある
利益を得られない可能性がある
エアドロップで配布された仮想通貨が、必ずしも利益につながるとは限りません。プロジェクトの将来性や市場の需要によっては、配布された通貨の価値が下落する場合もあります。
エアドロップで配布された通貨を売却するためには、取引所に上場している必要があるため、上場するまでに価値が下落するケースも考えられます。
利益を得られない可能性もあらかじめ考慮して、プロジェクトに参加しましょう。
仮想通貨のエアドロップには税金がかかる
エアドロップで受け取った仮想通貨は、取得した時点で時価がある際に日本の税法上、所得税の雑所得として扱われます
暗号資産取引により生じた損益については、原則として雑所得(その他雑所得)に区分され (「2-2 暗号資産取引の所得区分」参照)、雑所得(その他雑所得)の収入すべき時期は、 その収入の態様に類似する、他の所得の収入すべき時期に準じて判定した日とされています。 |
受け取った通貨を売却した場合、売却益に対して税金が発生します。売却益は、売却価格から取得価格(エアドロップで受け取った時点の価格)を差し引いた金額に対して課税されます。
仮想通貨と税金の関係について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/bitbankplus-column-tax
詐欺にあう可能性がある
エアドロップには、本物のキャンペーンを装った詐欺が存在します。悪意のある業者が、エアドロップと偽り個人情報を収集したり、ウォレットの秘密鍵※を盗んだりする可能性があるためです。
※仮想通貨を保管するウォレットにアクセスするための暗号
詐欺にあわないためには、信頼できるプロジェクトのみに参加することが重要です。公式サイトやSNSアカウントを確認し、プロジェクトの信頼性を十分に確認してから参加しましょう。
また、エアドロップに参加するためにウォレットの秘密鍵を求められることはありません。ウォレット内の資産を盗まれる可能性があるため、秘密鍵の共有は避けましょう。
過去に開催された仮想通貨のエアドロップ一覧
続いて、過去に開催されたエアドロップについて以下の4つの仮想通貨を紹介します。
- フレア(FLR)
- Symbol(XYM)
- Boba Network(BOBA)
- ApeCoin(APE)
フレア(FLR)
リップル(XRP)から投資を受けているプロジェクトが発行する仮想通貨フレア(FLR)では、過去に以下のエアドロップを開催しています。
項目 | 内容 |
エアドロップの詳細 | 2023年1月に、リップル(XRP)保有者を対象としたエアドロップを開催 |
通貨の特徴 | ・独自のコンセンサスアルゴリズムを採用 ・低コストで安全性の高い取引が可能 |
フレア(FLR)は「異なるブロックチェーンをつなぐ」ことを目標とするプロジェクト「Flare Networks」の仮想通貨です。
リップル(XRP)の発行元であるリップル社から投資を受けていることもあり、投資家から注目されています。
Symbol(XYM)
Symbol(XYM:シンボル)は、2021年3月NEM(XEM:ネム)をアップグレードして誕生した仮想通貨で、2022年にエアドロップが開催されました。
項目 | 内容 |
エアドロップの詳細 | 2022年2月、ネム(NEM)の保有者に対して通貨を配布 |
通貨の特徴 | ・ネム(NEM)をアップグレードした仮想通貨 ・独自のコンセンサスアルゴリズム「PoS+」の採用により、1秒あたり最大4,000件の取引処理が可能 ・マルチシグネチャー機能の拡張により、最大3階層までの承認設定が可能 |
Symbol(XYM)はフレア(FLR)と同様、関係性の深い仮想通貨保有者へ通貨を配布しています。
エアドロップでは、ネム(NEM)保有者に対して1:1の割合で通貨が配布されました。
Boba(BOBA)
Boba(BOBA)は、イーサリアムのスケーラビリティ※解決を目的とした仮想通貨で、以下のエアドロップが行われました。
※大量に取引が行われた際に処理速度が低下する問題
項目 | 内容 |
エアドロップの詳細 | 2021年11月、公式が告知した日時にOMG(オーエムジー)を保有していたユーザーに配布。 |
通貨の特徴 | ・イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するために誕生 ・OMG Networkのシステムが2021年にBoba Networkへ移行 |
BOBAトークンもSymbol(XYM)同様、OMG保有量と1:1の割合で配布されました。
イーサリアムの課題解決を目指す仮想通貨として注目されており、今後の価値上昇が期待されています。
ApeCoin(APE)
ApeCoin(APE:エイプコイン)は、「Ape coin DAO」により2022年に発行された仮想通貨で、以下のエアドロップキャンペーンを行いました。
項目 | 内容 |
エアドロップの詳細 | 保有している特定のNFT保有量に応じて、10億枚のうち1.5億枚をエアドロップ |
通貨の特徴 | ・発行上限数は10億トークン ・NFT(非代替性トークン)プロジェクトBAYC(Bored Ape Yacht Club)と関わりのある |
ジャスティン・ビーバーやネイマール、エミネムなど世界的に著名なアーティストやスポーツ選手の多くがBAYCを購入していることから、ApeCoinも注目を集めています。
また、総通貨量の15%をエアドロップしたことからも注目されている仮想通貨です。
仮想通貨エアドロップの参加方法
エアドロップに参加するためには、以下3つのステップを進める必要があります。各工程について詳しく解説します。
- 仮想通貨取引所で口座を開設する
- エアドロップの開催情報を探す
- エアドロップの参加条件を満たす
仮想通貨取引所で口座を開設する
仮想通貨エアドロップに参加するためには、仮想通貨取引所の口座を開設する必要があります。
口座開設ステップについて、国内仮想通貨取引所「bitbank」を例に紹介します。
- 取引所の新規登録画面にアクセス
- メールアドレスを登録
- 住所や氏名などの個人情報を入力
- 取引の目的や職業などの情報を入力
- 本人確認書類を提出
本人確認までは10分前後、審査は最短翌日に完了します。仮想通貨取引所の口座開設については、以下の記事で詳しく解説しています。
https://bitbank.cc/knowledge/column/article/kyokasho-start
エアドロップの開催情報を探す
エアドロップに参加するためには、開催情報を見つける必要があります。
開催情報は、プロジェクトの公式サイトやSNSアカウント、仮想通貨関連のニュースサイトなどで発信されています。
開催場所の確認については、次の章で解説する情報収集方法を参考にしてください。
エアドロップの参加条件を満たす
次に、各プロジェクトが定める参加条件を満たしているか確認します。
参加条件はプロジェクトによって異なり、主に以下の条件が定められます。
- 特定の仮想通貨を保有
- SNSでプロジェクトについて投稿
- プロジェクトのウォレットを作成
- KYC(本人確認)を完了
上記の条件を一つまたは複数満たすと、エアドロップに参加できます。
ただし、参加条件を満たしたからといって、必ず当選するとは限りません。抽選で当選者が決まる場合もあるため、あらかじめ条件を確認しておきましょう。
エアドロップに関する情報収集方法
エアドロップの情報は。基本的に各種メディアやSNSで告知されます。エアドロップの情報収集を進めたい方は、以下3つの方法を実施してみましょう。
- 公式サイト
- SNS(X・Instagram・YouTube)
- チャットサービス(Teleglam・Discord)
公式サイト
仮想通貨プロジェクトの公式サイトは、エアドロップに関する情報を収集するうえで欠かせない方法です。
公式サイトには、プロジェクトの概要やロードマップ、チームメンバーの紹介など、プロジェクトに関する基本的な情報が掲載されています。
開催情報や参加方法についても、公式サイトで案内されているため、定期的に確認しましょう。
ただし、公式サイトを巧妙にコピーした詐欺プロジェクトも存在します。サイトURLが正しいことを確認し、怪しいサイトへの接触は避けましょう。
SNS(X・Instagram・YouTube)
多くの仮想通貨プロジェクトはSNSを活用して情報発信を行っています、X・Instagram・YouTubeが情報収集先として有力です。
多くのエアドロップは、SNSでプロジェクトの最新情報や告知が行われるため、公式アカウントをフォローすると、必要な情報をいち早くキャッチできます。
ただし、SNS上には多くの偽アカウントが存在しています。詐欺やトラブル被害に遭わないためにも、怪しいアカウントからのメッセージやリンクは無視しましょう。
チャットサービス(Teleglam・Discord)
TelegramやDiscord などのチャットサービスを使ったコミュニティでも、エアドロップに関する情報を収集できます。
チャットサービス内では、プロジェクトの最新情報やエアドロップの告知、参加者同士の情報交換が活発に行われています。
ただ、悪徳な業者や個人による詐欺プロジェクトが混在している可能性もあるため、参加する際は、必ず運営元の情報を確認しておきましょう。
【2024年最新】仮想通貨のエアドロップに関する情報
最後に、仮想通貨のエアドロップに関する最新情報を2つ紹介します。
- JUPがエアドロップ後に7億ドル規模まで急騰
- ミームコインSMOGがエアドロップを実地中
JUPがエアドロップ後に7億ドル規模まで急騰
JUP(ジュピター:Jupiter)という仮想通貨が大規模なエアドロップを開催し、価格が急騰しました。
約7億ドル(約1,050億円)相当のJUPが100万個近くのウォレットに配布され、エアドロップ直後から0.41ドルから0.72ドルまで上昇しました。時価総額は60億ドルを超えています。
エアドロップによって通貨に注目が集まり、価値が上昇した事例です。
ミームコインSMOGがエアドロップを実施中
Solanaブロックチェーン上のミームコイン※であるSMOG(スモッグ)がエアドロップを開催しています。
※インターネット上のパロディや風刺的なユーモアにもとづいて開発された仮想通貨
現在開催中のキャンペーンは第2弾で、条件を満たすと保有者はエアドロップやポイント(通貨)を獲得できます。
エアドロップ参加にはSMOGの購入や売買、ステーキングなどが必要で、Zealy※でのタスク完了で追加ポイントを獲得可能です。
※世界最大規模のWeb3コミュニティプラットフォーム
SMOGは総量の35%をエアドロップに充てており、キャンペーンへの熱量が注目されています。条件を満たしている方は、エアドロップへの参加を検討してみましょう。
仮想通貨のエアドロップを活用する機会はある
エアドロップは条件を満たす必要があるものの、無料で仮想通貨を獲得できるチャンスです。通常は資金が必要な仮想通貨をノーリスクで獲得し、運用次第では高い利益を得られます。
エアドロップに関する情報は、プロジェクトの公式サイトやSNSから確認できます。無料で仮想通貨を受け取りたい方は、参加条件を満たしやすいエアドロップに応募してみましょう。