波乱回避でBTCは急伸 原油高と金利高がネックとなるか?

3月2日のビットコイン(BTC)円は1031万0277円から取引が始まった。週末からの中東情勢悪化を受けて、この日の東京時間序盤は原油価格の急騰や株式市場の下落を受けて、一時混乱の様相を呈したが、市場が紛争の先行きを評価するなか、BTCは1050万円周辺まで上昇。ただ、事態収束への不透明感も依然として強く、その後は失速し、欧州勢参入後には上げ幅を掻き消した。尤も、米国市場が再開すると市況は一変。米国軍が圧倒的優勢との見方から、安寄りした主要株価指数は急上昇を演じ、BTCも連れ高で1100万円近辺まで急伸し、ドル建てでは節目7万ドル(≒1101万円)にタッチした。その後は高値での揉み合いが続き、終値は1081万7326円と、終値ベースではおよそ3週間ぶりの水準に戻した。


一時は混乱模様となった週明けの市況だったが、軍事衝突リスクが予めある程度織り込まれていたことと、事態の早期収束期待によって、BTCは波乱の展開を回避した。市場ではもはや、米国とイランでどちらが優勢かよりも、いつホルムズ海峡が復旧するかが注目されていると言える。米国は今朝方、海峡を超えた先のオマーン湾に待ち構えるイラン艦隊11隻を完全に排除したとも発表しているほか、イランのミサイル発射可能な軍事施設が次々と制圧されているとの報道もある。ただ、原油価格は早期収束期待とは裏腹に急騰後に高止まりしており、完全に事態が収束するのを待っている模様だ。原油高が長引けば、インフレ再燃懸念により米金利は上昇し、ドル高も助長されよう。こうした動きはBTCにとって上値圧迫要因になり得ると言え、昨日の相場上昇の勢いに歯止めが掛かる可能性にも注意しておきたい。



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bitbank Report 2026/03/03:波乱回避でBTCは急伸 原油高と金利高がネックとなるか?











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