BTCは200週線で下げ止まる 米CPI無難通過も上値重い

10日のビットコイン(BTC)円は988万9280円から取引が始まった。オマーン沖での米軍ヘリ墜落を受けて、中東情勢が再び緊迫化するなか、東京時間のBTCはジリ安に推移し、終盤には980万円周辺まで下落。欧州勢参入後には一時990万円を回復するも買いは続かず、安値976万4370円まで下落した。ただ、ドル建てBTC相場の200週線が走る同水準では底堅く推移すると、5月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想と合致したことで、安心感から相場は反発し、一時1009万円近辺まで水準を戻した。ただ、イランに対する米国の新たな攻撃が始まるなか、その後は上げ幅を縮小し、終値は987万4457円となった。


5月の米CPIは概ね市場予想通りの結果となり、コア指数の前月比も予想の+0.3%に対して+0.2%に留まった。インフレ圧力そのものは依然として高い水準にあるものの、少なくともFRBが利上げを急ぐ材料にはならず、市場には一定の安心感が広がったと言えよう。一方、米軍はホルムズ海峡周辺での船舶攻撃を再開したと発表しており、原油価格には再び上昇圧力が掛かっている。中東情勢を巡る不透明感は依然として残るものの、ドル建てBTC相場は過去のサイクルで大底圏として機能してきた200週線近辺で推移しており、テクニカル面では下値の堅さも意識されよう。本日は5月の米卸売物価指数(PPI)の発表を控えているが、市場予想を大きく上回る結果とならなければ、安心感から買い戻しが入る可能性もあるだろう。尤も、中東情勢を巡る不透明感は払拭されておらず、相場の戻り余地は引き続き限定的となるか。



PDFリンク
bitbank Report 2026/06/11:BTCは200週線で下げ止まる 米CPI無難通過も上値重い









.png&w=3840&q=70)
.png&w=3840&q=70)
.png&w=3840&q=70)

