ビットコイン相場分析 : 週足は陰線も週末は底堅く推移、価格調整は着々と進む

7月11日のビットコインの日足終値は移動平均線を上回り強気トレンドを示唆し、オシレーターのCCIがプラス域で推移しておりこれをコンファームしています。
ビットコインは昨日、2.0%上昇した陽線を記録しました。価格は約1週間ぶりに移動平均線の上位を回復し底堅く推移しました。終値は377.1万円でした。
オシレーターは強気と弱気が混じり強い方向感を示せていません。CCIはプラス域で推移しています。下落していたFisherは本日ゴールデンクロスが発生しています。MACDはマイナス域で上昇しています。
ADX(25)は下落しており相場の方向感が弱いことを示唆しています。
ビットコインは週末に370万円付近からサポートされ底堅く推移しました。週足では3.8%下落しており週全体としては売られる傾向にありました。まだ強い買い需要は戻っていないようです。
短期では価格が移動平均線を上回りオシレーターも上昇しているため、モメンタムは良好と言えます。昨日は一時380万円にタッチする場面もありました。このモメンタムを維持して欲しいところです。
ここ数週間ほど価格調整が続いているビットコインですが、ADXはかなり下落しており価格調整相場の終了が近いことを示唆しています。次のトレンドの発生に向けた準備は徐々に進んでいるようです。安値を切り上げながらジリジリと上昇するようなら、レンジの上抜けから上昇トレンドへの回帰が期待されます。まずは直近のレンジ高値である400万円にどれだけ近づけるか注目です。

昨日のビットコイン(BTC)の日足終値は、前日から2.0%上昇した377.1万円でした。価格は14EMA(376.8万円)を上回り強気示唆です。53EMA(412.6万円)は下落中で長期トレンドは弱気です。一目均衡表の雲は先行スパン1(376.8万円)が先行スパン2(391.2万円)を下回り弱気示唆です。
Trending Signal
・強気バイアス・シグナル:価格が14EMAの上で推移
・強気バイアス・シグナル:Commodity Channel Index(CCI)がプラス域で推移
・弱気バイアス・シグナル:Fisher Transformがマイナス域で推移
・弱気バイアス・シグナル:MACDがマイナス域で推移

Centered Oscillator Signal
強気バイアス・シグナル : CCI(4)はプラス域で推移しており強気示唆です。
弱気バイアス・シグナル : Fisher(-0.8)はマイナス域で推移しており弱気示唆です。Trigger(-0.8)を僅かに下回り売りシグナルが出ています。
弱気バイアス・シグナル : MACD(-83337)はマイナス域で推移しており弱気示唆です。Signal(-97004)を上回り売りシグナルは出ていません。