BTC反発で節目9万ドルを回復 高値切り上げ市場心理上向くか

26日のビットコイン(BTC)円は1366万4314円から取引が始まった。東京時間は前日の下落が一服し、材料待ちとなるなか小幅な揉み合いに終始した。欧州勢参入後には小甘く推移し、一時は1360万円を割り込む場面もあったが、米主要株価指数がこの日も上昇したことで持ち直すと、英国債の急騰を受けて米国債利回りが急低下し、米国時間中盤にかけてのBTC円は上値を試す展開となり、1410万円まで上昇した。米国市場引け後も小確りとした推移が続き、終値は1416万5774円となり、ドル建てでは節目の9万ドル(≒1405万円)を回復した。


FRBによる12月の利下げ観測が高まるなか、BTC相場の出戻りは米国株相場に遅れを取っていたが、昨日はようやく高値の切り上げに成功した。同時に、ドル建てでは9万ドルと節目の水準を回復したことで、引き続き市場心理の改善が見込まれ、本日は史上最高値と今月の安値を基点とするフィボナッチ・リトレースメント23.6%戻しとなる9万1300ドル(≒1425万円)を試す展開が視野に入る。同水準の上抜けに成功すれば、先週後半の保ち合い上限となる9万4000ドル(≒1467万円)など、9万ドル台半ばが目先の上値目途となろう。相場の復調と共に現物ビットコインETFへの資金フローも改善するか注目しておきたい。



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bitbank Report 2025/11/27:BTC反発で節目9万ドルを回復 高値切り上げ市場心理上向くか








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